予想通り小泉は8.15靖国参拝に踏み切った。一国の指導者として超クレ−ジ−としか言いようがない。中韓は間髪を入れずに非難したが、小泉を見限っている両国の関心は、むしろポスト小泉にある。
 しかし、ポスト小泉の最有力と目される安倍は、ことA級戦犯や靖国については小泉以上の強硬派だ。
 このことは、「A級戦犯が犯罪かどうかは歴史の審判にまつ」とか「次ぎの首相も、その次ぎの首相も、継続して靖国に参拝すべきだ」と言う彼の発言歴を見ても明らかである。
 しかし、普三がポスト小泉と目されてからは、「外交問題、政治問題になっているから、靖国に行くとか、行かないとか、言うつもりはない」とか、この4月に「夜這い参拝」したことが露見しているのに「行ったかどうか、言うつもりはない」と逃げたり、曖昧な態度でこの問題を避けようとしている。
 こんなことで、中韓が騙されると思っているとしてら、普三の知能は、まるで「頭隠して尻隠さず」の蚤の知能レベルだ。普三がポスト小泉になったら、過去5年間凍結状態にあった東アジア外交の凍結状態が更に続くのだ。それでもよい、とはバカでない限り思わないと思うが。
 村上新八