こんにちは、江田と申します。随分長いまとめフォローになってしまいましたので、ご容赦願います。

あれから古書店で「テレビランド増刊 ロマンアルバム 宇宙戦艦ヤマト」を見つけてきました。S52.9.30発行5刷とあります。ページをめくると昔よく読んだ記事があり、その至る所に2199年とありました。これはもう疑う余地のないことで、1999年というのはやはり私の誤解でした。

Message-ID: <YAS.06Aug3181551@kirk.is.tsukuba.ac.jp>
From: yas@is.tsukuba.ac.jp (Yasushi Shinjo)
> 当時、ノストラダムスの大予言が流行ってましたからね。

多分この辺りと記憶がごちゃ混ぜになったのかもしれません。ここ数年の間だけ私の記憶が混同した可能性もありますが、作品中頻繁に2199年等が登場するのに、それを見落としていた当時小学生の私は何と、「数十年後」に宇宙戦艦が登場すると勘違いしていた訳です。勿論当時も引き算は出来ました。関連書籍もよく眺めていたというのに、実にお恥ずかしい話です。

こういう私でも、「巨人の星」の有名な歌詞を「重いコンダラ」と誤解していたという方が多いという話を後年伺って、それはないだろう〜と不審がっていました。ヤマトと同時期の松本零士氏の作品で、ハーロックに関してはコミックやテレビアニメ等で1000年後の話とは正確に覚えていました。ちなみに999に関しては年号の記憶はなく、あまり頓着しませんでした。

厚かましいですけど設定の変更等を疑ったりしたのも、実際に1999年を迎える前、或いはそれ以前にヤマトの作品世界を数世紀未来に移し、その際タイトルや作中のテロップ、音声等も差し替えたのではとか無茶苦茶な推測をしたからです。

多少自己弁護させてただくと、初代ヤマトをテレビで放送した際に太平洋戦争時出航する大和のシーンで、軍艦マーチを流す流さない等揉めて編集し直したとかいう話を覚えていたからかもしれません。また再放送時に社名変更等で、OPにある制作会社名等が差し替えになっている作品もあり、もしや…となりました。

私の誤解に基づく記憶によると、
1) ヤマトの初期、「さらば〜」劇場版が公開された時期までは1999年以降の話だった。
2) 「さらば〜」の結末を変えて古代達が生き延びるテレビ版以降に、2199年後の話と改めたのか。
等々、思っていました。これも実は誤解した記憶で、実際には当時の私は2199年以降の話と理解していた証拠はないか、過去の記録をそのうち探すかもしれません。小学校の卒業文集には、「友よ、今はさらばと言わせないでくれ」みたいなことを書いているんですけどね。

From: TANAKA Jiro <jiro@nerimadors.or.jp>
Message-ID: <87wt9o68cw.fsf_-_@ace.nerimadors.or.jp>
> 本放送時に、2199年だったような記憶があります。
> 
> #S53発行の本でも、2199年となってます(放送はS50まで)
>    R.田中二郎

当時の書物でも確認されたというご指摘を種々受けまして、私もその後図書館や古書店で書籍を探したところ、やはり私が誤解していた…と考えを改めるに至りました。

Message-ID: <863bcdrpa3.fsf@bsd2.4bn.ne.jp>
From: Yoshitaka Ikeda <ikeda@4bn.ne.jp>
> 宇宙空母ブルーノアの初期設定が1999年だったそうです。
> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E7%A9%BA%E6%AF%8D%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%82%A2
> (本編での設定は2052年になってますが。)

調べていただき、ありがとうございます。当時期待しつつブルーノアも見ていましたが、残念ながらほとんど記憶にありません。ヤマト2が放送されて以降、ヤマトは消滅せず古代達も生き残ったことは、「さらば〜」で感動しつつも落胆してしまった私にとって、最初はすこっと気が抜けましたが、嬉しいことでした。とはいえその後一連の続編には正直興味を徐々に失いました。ブルーノアもそれ程夢中にはなりませんでした。一ヤマトファンには悲しい記憶です。

ヤマトに関して例えば本放送の番宣で1999年どうのとか、ごく短期間でも設定されていたという情報もございませんし、初期設定等も私は一般に公開されている以上のことは分かりません(知り得ない)ので、やはり私の誤解だったと結論づけるのが妥当でしょう。

From: IWAHASHI Yoshihisa <yoshi-i@diana.dti.ne.jp>
Message-ID: <eb4s78$lbt$1@newsL.dti.ne.jp>
> 朝日ソノラマ ソノラマ文庫 「宇宙戦艦ヤマト」 石津 嵐 昭和52年3月30日発行15版
> # 初版は,昭和50年11月10日。
> 「地球滅亡編」の最初の章題が,『二一九九年一月一日』。
> 本文中にも,繰り返し「二一九九年」が出現。

ご丁寧にありがとうございます。多分この時期に出版された小説を私も愛読していました。物置を今探しているところで、再度読みたいものです。何かの理由で1999年と思い込んでしまったのでしょう。

From: NOgvo47068SPAM@mail.goo.ne.jp (AMAUMA)
Message-ID: <eb5gq2$3kl$2@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
> 確かに、再放送時やビデオ化や単行本化の際に改変(というか訂正)され
> た可能性も絶対にないとはいえませんし、マンガや小説も上で紹介した
> ものがすべてではありません。が、ヤマトの初航海に関する公式の時代
> 設定は、最初の放送の当時から一貫して2199年だったと考えるのが妥当
> だと思います。

丁寧な解説をありがとうございます。この辺りが確認出来ましたので、私の誤解だったという結論です。当時テレビを見ていてそこを見落としていたというのは実にショックでして、何か記憶が混同しているのではとも思います。

> ちなみに、豊田氏自身は西遊記を下敷にしたと主張してますが、実際の
> ところは西遊記を下敷にした手塚治虫(原案)の「銀河少年隊」を下敷に
> した臭いんですよね。あるいは白黒アニメの「アトム」の最終回と言い

先日古書店で1982年のアニメージュをめくったところ、10年目のヤマトという特集で、多分72年頃にさかのぼれるという意味でしょうか、ヤマトの初期案みたいのが様々掲載されていました。主人公も古代という名前ではありません。余談ですが、あの時期にナウシカの連載は始まっていたのですね。

ひお氏の漫画も、多分学級文庫等で借りて読んだ筈です。流石に詳細までは覚えていませんけど。それにしても公式な二次創作(?)の作品でも全て2199年以降になっていますから、ほぼ疑問の余地無しですね。

> 例の裁判で敗色が濃厚になる以前、自分の作品でもないヤマトまで、そ
> のなかに取り込もうとして、多くのヤマトファンから顰蹙を買ったらし
> いです。「大ヤマト」だか「新ヤマト」だかいうやつ。

この話題は報道されていたので知りました。ヤマトが制作された過程を最近になって少し知りましたが、松本氏の作風が色濃く出ているにも関わらず(俗に松本メーターと呼ばれるデザイン等)、ストーリー等は前述の豊田氏等の方が先に関与していた様ですね。

> >しれませんね。というか、大和が沈んだ時も弾薬が誘爆して
> >砲塔は吹き飛び船体も折れたとか、「磯野家の謎」みたいな
> >記事で解説されていた様な記憶があります。
> 大和の船体がまっぷたつになっていたことが確認されたのは、さすがに
> ヤマトの第1シリーズよりは後のことだったんじゃないでしょうか。

紛らわしい書き方で済みません。おっしゃる通り、沈没した戦艦大和が見つかったのはヤマト放映以降でした。あの時期西崎P達が海の中を探しているプロジェクトがありましたよね。船体が折れたという情報は後年明らかになったのでしたか。沈没した状態が正確に確認されたのも比較的最近だったとか。

私も何の資料を参考にしたかはうろ覚えでして、多分ヤマトに関するトリビア集みたいのだったか。当時の記録や証言等から、実際の大和は大破したという内容だったと思います。Wikiによると機関部が水蒸気爆発したともあり、そのうち最新の資料も読みたいです。

From: Masamichi Takatsu <taka2@doga.jp>
Message-ID: <060808141937.M0100468@XP.doga.jp>
> 私は、時代設定が2199年であったことを客観的に判断しやすい情報として、
> 第14話のサブタイトル「銀河の試練!! 西暦2200年の発進!!」を挙げたりした
> わけですが、それで納得されないんでしたら、もうお手上げです。

随分偏屈なやつとお思いでしょうが、私の思考過程は前述した通りで、タイトル等の差し替えまで念頭においていました。(どうかお許しを)

シグネチャにある「PROJECT TEAM DoGA」に興味を持ち、サイトも少し覗かせていただきました。パーソナルCGアニメとは面白そうですね。私も今はとても無理ですが、余裕が出来たら私版アニメでも作ってみたいですね。

From: NOgvo47068SPAM@mail.goo.ne.jp (AMAUMA)
Message-ID: <ebg124$fq6$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
> TVアニメに関する限りは、第14話のサブタイトルからも確実といえるよ
> うですが、マンガや小説の場合は初版の1刷を見ないと断言できません
> からね。きっと、みなさん(よく言えば)良心的なんでしょう。
> # 高垣眸の「熱血小説」なんて見たこともないし。

何だか説得に手こずらせてしまい、申し訳ありません。私が余程珍しい情報に接したのでなければ、完全に勘違いということになります。ちなみに「熱血小説 宇宙戦艦ヤマト」は栃木県立足利図書館で借りてきてもらいました。S54.6.21印刷、S55.8.10第三刷発行とありました。やはり2199年の物語です。

ざっと目を通したところ、難しい漢字には仮名が振ってあり、少年少女向けという雰囲気です。文学的な表現もあり、艦内に春風が吹いた等と所々に書いてあります。ところが最後の方は「蘇る森雪。愛の人工呼吸」という章があって、内容も当時の小中学生には刺激が強すぎるかもしれません。

From: "Yuuichi Naruoka" <ynaru@jade.dti.ne.jp>
Message-ID: <ebi8fp$q62$1@newsL.dti.ne.jp>
>  「宇宙戦艦ヤマト」はリアルタイムで見た(^^;成岡@DTI静岡です。
> # もちろん(笑)カセットテープに録音してあります。他にファーストガンダム〜
> # イデオン〜ザブングルとかあったりします。


私はラジカセを買ってもらってから、テレビを録音したのはエルガイムの最終話でした。ヤマトの本放送は見逃したものの、番宣はおぼろげながら記憶していました。小6の頃だったか、当時は貴重品だった家庭用ビデオデッキで録画した再放送のヤマトを同級生宅で見せてもらい、絶命した森雪を見つめる古代進のシーンを繰り返し再生し、その動きを解説してくれました。

1stガンダムは私も今でいうザッピングでチラ見しました。ホワイトベースのブリッジにクルーがいたシーンを一瞥して、その地味目な雰囲気だけが印象に残りました。後にブームが来て夢中になるとは夢にも思わず…。ブライト艦長役でも有名な鈴置洋孝氏が、先日若くしてお亡くなりになってしまいましたね。

>  う〜む、こんな面白い話題で盛りあがっていたとは。
> > "Fukushima Kenji" <kenji@shonan.ne.jp> wrote in message news:eb7jk5$e53$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp...
> > うーむ。
> > ヤマトの物語は2199年から始まったというのは
> > イスカンダルまでの距離が14万8千光年という数値と同等に
> > 常識中の常識であると思うんですが、
> 
>  ですよねえ。数年前に「大マゼラン星雲までの距離は実は16万光年だった」と言う
> 事実が発覚して「おいおい、ヤマトの行程が狂うぢゃないか」と思ったりしたものです
> が、これだって元々が14万8千光年だからこその誤差ですしねえ。

つまり2199年にヤマトが発進したことは、ヤマトの世界及びファンの間では絶対の真理という訳ですね。確かにヤマトを知る者であれば必須の知識ではありましょうから、ここを覚えていないというと厳しい批判もあることを承知の上で質問しました。しかしお陰でしばらく自分が誤解していたことを十分納得出来ました。いずれ再び物置等を探して、昔のレコードや小説等を見つけようと思います。他にフォローをくださった方にもお礼申し上げます。
 
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江田 隆仁 EDA Takahito
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