Path: ccsf.homeunix.org!CALA-MUZIK!news.media.kyoto-u.ac.jp!not-for-mail From: Masahiko KODERA Newsgroups: fj.rec.rail Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCTmRLPDxWTj4kKkxcOCskKCEhOzA9RSEmOzA0dBsoQg==?= =?ISO-2022-JP?B?GyRCRTRGOxsoQg==?= Date: Thu, 10 Aug 2006 23:48:29 +0900 Organization: Public NNTP Service, Kyoto University, JAPAN Lines: 64 Sender: kodera_m@cool.odn.ne.jp Message-ID: References: <86mzahucai.fsf@opti.local.net> <060807081932.M0175649@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp> NNTP-Posting-Host: kbmfa-04p4-20.ppp11.odn.ad.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Trace: caraway.media.kyoto-u.ac.jp 1155221311 7455 219.66.195.20 (10 Aug 2006 14:48:31 GMT) X-Complaints-To: news@news.media.kyoto-u.ac.jp NNTP-Posting-Date: Thu, 10 Aug 2006 14:48:31 +0000 (UTC) User-Agent: Thunderbird 1.5.0.5 (Macintosh/20060719) In-Reply-To: Xref: ccsf.homeunix.org fj.rec.rail:4298 古寺です。 SHIMADA,makoto さんwrote: > kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp wrote: > >> 最近はこういう場合、鉄道用ではなくバス用のクーラーを >> 工夫して搭載するなどして冷房化するというのも読んだこと >> があります。 > >  国鉄時代の末期からそういう手法を使い始めました。 > キハ38とかモハ105系の一部とかキハ47とかがそれで キハ47,40あたりが、九州投入車まで含めて鉄道用の標準的な クーラー搭載を諦めた設計になっていた点、国鉄の赤字とか、 地方用はこの設計が精一杯とかの言い訳とともに、別フォロー にも書きましたけどまだ「通勤地獄対策」から都会で冷房を 載せ始めた時代である事、1〜2両単位で運用する車両に、そ の両数で完結するシステムを押し込むと単価的に不利である 事など、地方用が10〜20年遅れるだけの理由は一応存在しま したからね。 キハ38あたりは発想が変わって来て、改造でも使われるよう な手法を新車からやっちゃえば積めるな...という状況になっ てたわけかと。 > 二階建てバス用のクーラーを2台積んでいるのですが、 > それでも冷房容量が足りないので扇風機を併用して > 体感温度を下げ、誤魔化しています。 国鉄の中央とか、大私鉄の本社とか、ひょっとすると「新車は ほぼ都市部向け」に作らされていたメーカーでも、この程度の 容量で済ませるという発想には、なかなかならなかったかと 思います。段違いに小さいですから。 103系冷房車とか、都市圏から普及した「標準的な容量」の 場合、20m車に200〜300人が詰め込まれ、片側4扉が2分以内に 解放されて外気が入る...ような使われ方が前提になっていま すからね。 対してバスクーラー流用のケースだと、駅間5分前後、2扉の ワンマン運用が中心、乗車もせいぜい百数十名が最大で、 これでヌルく感じる程度の能力ですから。半分も無いんじゃ ないかな。 >  後、豊橋鉄道でかの名鉄ですら冷房化を諦めた車両 > (形式失念)に路面電車用のクーラーを積んで冷房化 > したという例もあります。 600V時代に国鉄の足回りに交換して入線した5200系ロマンスカー (SR車)でしたっけ? 東急7000系、東武6000系(旧車体)などとと もに、車体だけなら補強で行けそうな所、冷房用電源搭載場所 を考えない前提で、床下にまとまった空きなく機器を分散して いたのが仇。後から追加出来なかったという例の一つでしたね。 名鉄スーパーロマンスカー3系列目の5500系が、日本初の特別 料金不要冷房搭載量産車となったわけですけど。基本性能や メカを踏襲しつつも、配置の見直しの他、パッケージ型制御 器とかいうので艤装を小型化してスペースを捻出したと聞きま す。 譲渡後に路面用に開発された機器で可能になったというのは、 床下に追加機器不要を前提とした600V直接駆動型が、当時は同 社鉄道線も路面と同じ600Vのままだったので使えたって筋書き では無かったかなと。 うろ覚えですが。 #1500V直接駆動型ってのも、後に出たような気もしましたけど。 ##チョッパで適当に降圧するんでしたかね? 忘れちゃった。