植田です。

佳乃編は終わりましたので原作由来の補完でも。

"携帯@" <keitai@fa2.so-net.ne.jp> wrote in message
news:ctg2h2$pp8$1@zzr.yamada.gr.jp...
> 携帯@です。
>
> AIR 第四話「はね -plume-」について雑感など。

毎回ご苦労様です。

> ●あれは、未だ佳乃が小さかった頃のことだ@聖
>
>  神社にいた佳乃は意味不明の言葉を呟き往人の首に手をかける。
>  それを止めようとする観鈴だが、佳乃はまたも気を失い倒れてしまう。
>  霧島診療所の診察室に運ばれた佳乃。佳乃の首には痣が残っていて、聖は素直に
詫びる。
> 佳乃の寝ているベッドのカーテンを閉め、聖は佳乃がこうなった過去について語り
始める。
>
> # 傷害事件に至っては、聖さんも全てを話さざるを得ませんな。今回後半に明らか
となる
> # 白穂さんの話からすると、気を失わなくても大事には至らなかった可能性が高い
けど。

原作では往人の痣が外部からの圧迫だけではなく内側から現れたようだという話が出
ます。

> ●風船一つで人間が浮き上がるなら、あの屋台は今頃空を飛んでいる@聖
>
>  母を亡くした次の夏祭りの日。屋台で売っていた風船を見て、あれを買ったら空
を飛べ
> るかなと言う佳乃。子供らしい発想ですが、真面目に風船で空を飛べるなら、屋台
が空を
> 飛んでいると突っ込みを入れる聖が、何ともそれらしい。もっとも、佳乃は一杯風
船あれ
> ば、空飛べるかもだよねと引き下がりません。
>
>  佳乃の話では母は三歳の時に亡くなった話でしたので、佳乃は四歳でしょうか。
聖さん
> は夏服セーラー服姿(悪くない)で中学生〜高校生でしょうか。年増と往人が言っ
ていた
> ので、高校生で16歳位かな(で、今は30手前)。
>
> 聖 「でも、一つしか買えない」
> 佳乃「風船が一つでも、おっきく膨らませれば良いんだよ。そうすれば、もっと重
い物だ
>    って、持ち上げられるよ」
>
>  財布を取り出し、一つしか買えないと言う聖。この時点では父は生きていたし、
診療所
> なので生活は困らない筈だしで、風船一つ買うのに悩む程貧乏なのか。ま、あまり
患者が
> 訪れていない様子なので本当に貧乏なのかもしれないけど。
>  それに対する佳乃の反応が又何とも良いです。子供の反応ながらも、一つしか買
えない
> 姉を気遣っている感じで。
>

お父さんは仕事が忙しすぎて死んでしまったという台詞があるので診療所がはやって
いなかったって事は無いと思うのですが、もしかすると治療費とかまけていたりした
のかも。
ちなみに原作では聖は400円しか持ち合わせがありませんでした。

>  そして姉に買って貰ったたった一つの風船が通りがかりの男にぶつかられたため
に空へ
> と飛んでしまったというのが何とも悲しい。
>
> 聖「佳乃は空を飛びたがっていた。母親に会えると思っていたからな。お母さんは
空にい
>   て、佳乃のことを見てくれていると、そう私が教えたのだ」
>
>  佳乃が風船を欲しがった理由は空に母が居ると信じていたから。
>  風船を失い悲しんでいた佳乃の手を引き、貯金箱の小銭を総ざらえ、再び神社を
訪れて
> みると、既に祭りは終わっていて。

原作だと父親は出かけていてお小遣いの前借も出来ず、売れ残りの風船ならわけを話
せば
譲ってもらえるのではという期待から行きます。閉店直前を狙ったのですが既に片付
けられて
いたと。

>  手首にバンダナを巻いたままだった佳乃。やはりリスカを想像してしまうのです
が、傷
> 跡を隠すためというよりも何者かに操られた状態で手首を切ってしまった経験があ
るので、
> それを防ぐために聖さんが不思議なバンダナだと与えた物だったとは。

原作では佳乃が「わたしを貰ってください」と往人に言ったときに往人はバンダナを
はずさ
せれば解決するかと思ってか佳乃の全てを見たいからバンダナもはずしてくれと頼み
ます。
バンダナをはずした腕は傷跡一つ無い綺麗な状態との描写があります。

> ●何だか、気持ちがざわざわする。懐かしいような。切ないような@往人
>
>  美凪を探し神社にやって来た往人、聖、観鈴(とポテト)。
>  ポテトが走り出し、白い羽根が奉られている建物の前に。
>  そこの床には佳乃が倒れていて、バンダナを外していた佳乃の手からは血が流れ
ていて
> ……。まさか、本当に手首を切ってしまったのかと吃驚です。
>
>  しかし、佳乃の身体には外傷は無く、失血の跡も無かったと。
>  バンダナを外した佳乃の右手首にあった痕。まさか、手首切った時の傷跡? …
と思っ
> たら、どうも只の痣だったみたいで。それが最初からあったのか、それともあの白
い羽根
> を手にした時なのかは判らないけど、聖さんが驚いていなかったことを見ると、昔
からあ
> った傷だということは確か。

原作では往人の痣と同じで内側から現れた物だとしています。往人の症例を見ていた
ので
驚きはしなかったけど不思議がっていると言ったところでしょう。
往人に見せた通りもともと痣はありません。

>  やがて戦が始まります。海の向こうから来た敵軍に押され、白穂が住んでいた村
の男は
> 全て兵士として連れて行かれてしまい、白穂の夫も戻っては来ませんでした。
>
> # 戦のシーンの兵士達がわらわらと動いているシーン、細かすぎ。^^;;;;
>
> # ええと、風の噂では白穂のいた時代は平安時代だそうですが、あまり兵士達の鎧
がそれ
> # っぽく見えません。

原作だと元寇です。神風が吹いて戦争が終わるところまで描写されてます。

> ●空には、あいつに行って貰おう@往人
>
>  お母さんに言われたとおりお礼を言えたと、往人のお陰だと言う佳乃。
>  それはお前の魔法だと言う往人が何とも格好良いです。話追う毎に往人がどんど
ん格好
> 良く見えて来るのは気のせい?
>
>  風が吹き、既に外していて佳乃の手の中にあったバンダナが飛ばされる。
>  それを無意識に追おうとする佳乃を止める往人。
>  空を舞うバンダナ…というところで、途中は鬱展開になりつつも、最後は何とも
爽やか
> なラストですっきり。
>  これでもう、佳乃が奇妙な行動を取ることは無く、姉妹の絆は益々高まることで
しょう。

原作ではこの時点で法力を使い果たして人形を操る事も出来なくなり。
旅は終わりめでたしなんですが、アニメではそうはいきませんね。

では