新聞売りの少女
夕方、少女ようこは寒い街頭で新聞を売っていました。もう、何日も
食事をしていません。
「おじさーん、新聞買ってぇ」
誰も買ってくれません。
よるになり、大きな雪がドスンドスンと降ってきます。誰もいなくなった
街頭で、少女ようこは、「わたし、今日、死ぬのね」と予感しました。
死を悟った少女に売れ残った100部の新聞は何の意味もありません。
ですから、少女は、火を点けた新聞を、一軒一軒無料で、
配って歩きました。
翌日、すべての家が焼け落ちた街の公園で、微笑みを浮かべたまま
死んでいる少女の姿がありました。みなさん、少女が売る物は、春以外、
ちゃんと買ってあげましょう。それが、身のためというものです。
めでたし
めでたし。
(OWARINN)
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123.あ〜い●◎∵太陽[]<>+P)==~|◇diagram×!#&ぶーんbottle☆:-tt??
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