拉致で北朝鮮の日韓連携分断作戦
北朝鮮は、8日突如として、横田めぐみさんの夫とみられる韓国人埒被害者金秀男さんが北朝鮮に居ることを認め、家族と面会できる、と発表した。
横田夫妻の慎重かつ賢明な姿勢と違って、息子に会いたい一心の金さんの高齢の母親と実姉は大喜びで、それを受け入れるであろう。
韓国政府は、これを韓国の対北朝鮮融和政策と対談重視の成果だとして、日本に対しては、「拉致問題を政治に利用すべきでない」などと警告している。
北朝鮮が、このような発表をしたのは、金さん拉致が動かぬ証拠とともに明るみに出、韓国マスコミも大きくとりあげ始めた以上、食糧や肥料などの面で支援をしてもらっている韓国との関係を悪くしたくないことと、金さん親子を対面させることで、拉致問題での日韓の連携を断ち、メグミさん拉致問題も一挙に幕を引いてしまい、拉致問題という弱みを消去してしまおう、という狙いがあるからである。
金英男さんが出てきて、母親と面会しても、金さんは、北朝鮮政府から言い含められたことしか言わないであろう。
親子の情愛にからませてまで、このような芝居を打つ北朝鮮は、まことに「ならず者国家」の面目躍如たるものがある。こんな芝居に乗ってはならない。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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