(以下は民主党マニュフェストの一部分)



【国家主権の移譲や主権の共有へ】             ( 民主党 千谷 由人 )

【アジアとの共生】


第1は、グローバル社会の到来に対応する「国家」のあり方についてである。
 そもそも、近代憲法は、国民国家創設の時代の、国家独立と国民形成のシンボルとして生まれたものである。それらに共通するものは、国家主権の絶対性で
あり、国家による戦争の正当化であった。これに対して、21世紀の新しいタイプの憲法は、この主権の縮減、主権の抑制と共有化という、まさに「主権の相
対化」の歴史の流れをさらに確実なものとし、これに向けて邁進する国家の基本法として構想されるべきである。それは例えば、ヨーロッパ連合の壮大な実験
のように、「国家主権の移譲」あるいは「主権の共有」という新しい姿を提起している。

http://www.kenpoukaigi.gr.jp/seitoutou/20040622minsyu-kenpouteian.htm