政府は、教育基本法に愛国心という表現を盛り込む点が議論を呼んでいることを踏まえ、
愛国心と同時に「非国心」についての記述を加えることを決定した。たたき台になる文案
によれば、「非国心」の定義は、「政府を運営にあたっている人間が議員や公務員を問わ
ず利益の誘導に弱い人間であり過ちを犯しうるものであることを認識し、無批判に政府の
発表や方針を受け入れない心もちかた」であり、教育基本法においては義務教育において
非国心を養い、政府の誤謬を見抜く「非国力」を育てるという内容になっている。
政府はこの改正案を週明けの国会に提出する予定であるが、この改正案に対しては特に与
党の一部に強い反発が予想されている。