> 親善訪問独占中継

クター大統領
また、あなたの邸宅に宿泊したくなりました。

麻垣康三氏
どうぞ、泊まって下さい。兄の検察官のいびきは相変わらず凄いですが。

クター大統領
また、一緒に風呂に入浴したいのですが。

麻垣康三氏
では、入りましょう。私は気が引けるので自分から服を脱ぐ気にはならないのですが。

クター大統領
では私が脱がしてあげます。

麻垣康三氏(後のコメント)
いやー、あの時は迷いましたよ。いかに検察官と私が親しいからって、自分の裸まで見られるとは。私は既に思春期を過ぎていますし、淫行に発展しないかと心配で心配で。

クター大統領
(自分が脱がした麻垣康三氏が素っ裸になったのを見て)
私も後から入浴しますから。

麻垣康三氏
あなたも後から入浴してくれたらと思います。

クター大統領
はい。すぐに脱ぎます。

麻垣康三氏(後のコメント)
私は1人で風呂場で裸で待っていました。いつか私もクター大統領を脱がしてあげたいと思いました。夢がかなえられるかどうか。

クター大統領
(素っ裸で風呂場に入る)
お待たせしました。

麻垣康三氏
(椅子に座っている)
やっぱりあなたの裸は美しいですよ。

クター大統領
(つま先とひざで座り)
背中を流しましょうか。全部洗わせてくれますか。お湯をかけましょうか。

麻垣康三氏(後のコメント)
それが、もう、いいんですよ。気持ちよくてねえ。あんな経験は、なかったですよ。

クター大統領
あなた、風呂を出ても服は着ないで下さいね。

麻垣康三氏
わかってる、わかってる。

クター大統領
(風呂からあがり)
一緒に寝たかった。

麻垣康三氏(後のコメント)
二度も!2回も、あったんですよ。わかりますかね。一緒に風呂に入るだけでも、ああ、淫行にならないだろうなと不安だったのに、裸で一緒に寝るなんて。いやあ、クター大統領に付き合うのは本当に大変と言うか。いや、良いんでよ、私は、良いんですよ。あんなに良い経験は本当に無かったんですから。それで私は、この土地に骨を埋めよう、そう思ったんです。

クター大統領
(麻垣康三氏と体を向き合わせながら寝て)
これで満足?

麻垣康三氏
叔父も私の考えを支持してくれていますから。

クター大統領
良かった。

麻垣康三氏(後のコメント)
その後なんですけどねえ。クター大統領、人里離れた自動車の中でセックスをやりたいって言い出したんですよ。困りましたねえ。それで、まあ私は、それなら今この部屋でも、預言者との関係を断って、と思ったんですけど。

クター大統領
その後は秘密にします。淫行まで経験したら、例え子供は生まれなくても、預言者が私との関係を求める事は、ありませんから。

麻垣康三氏
それで、良いんですか。

クター大統領
私は預言者に「私は麻垣なんだけど」と言ったのですが、それで、あんな事言って。私は預言者が嫌いになりました。それでも、しつこく手紙を送ったように思いました。時々名前まで書いてあって。すごく迷惑でした。その後で私が預言者にメールを出したのが、それが、いけなかったもかもと思います。私は連絡を取る事がが人道的に良いと思ったものですから。その後、預言者は、どういう事情なのか、一層怠惰になって健康を害したそうです。私がメールで質問したら預言者は私を求める返事を送信したようですが、私は決して預言者を求める返信をしないで他の質問をしました。その質問でも預言者は私を求めたようですので「私はお金には不自由していません。それでは」と返信して、その後は返事しませんでした。私はルミコ氏との親睦を深めたかったのですが、それでも預言者は「だって好きなんだもん」などと送信し、遂に私は「あなたとの婚約を取り消しても良いですか」「あなたとは、やめます。他の人と、します」「預言者(実名)に伝えて下さい。クター大統領と別れて下さい、と」と三度、預言者を断りました。ようやく預言者の父も自分達の誤りを認めてくれたようです。

麻垣康三氏
それを聞いて安心しました。やはり私は、あなたと思います。

クター大統領
私も預言者に「私たちは付き合っています。これは覚えておいて下さい」と送信しました。

麻垣康三氏
それは、私たちの事を、そう伝えたのですね。

クター大統領
そうです。「私は戻ります。わかってください」とも伝えました。これ以上は語りたくありません。

麻垣康三氏
私も、それで良いと思います。後は、私たちで私たちの事をしましょう。そう思いました。

クター大統領
はい。そうしましょう。


こうして通信は途絶えた。