日米軍事同盟主義者は、口を開けば「フタケタ、フタケタ」と
中国軍事費の二桁伸びへの対抗感を唆すが、全くのまやかしだ。
中国の軍事費が連年二桁伸びとはいっても、本年度はたかだか
4兆1千億円に過ぎない。米国の数十分の一に過ぎないのみならず、
日本の国防予算にも及ばない。

中国は、国土面積比では米国よりもやや広く、人口比では米国の4.6倍である。
本来中国の国防費は、面積比なら米国に匹敵する額、即ち数十兆円となり、
人口比なら米国の4.6倍、即ち200兆円を遙かに超えても可笑しくはない。

中国は、国境周辺や「一つの中国」が冒されない限り、戦争する気はない。
今日の世界で問題視しなければならないのは、北米白色人種による戦争好みと
これに同調する日本のコワッパ政治屋共&右翼共の存在だ。
日中両国人民はどんどん新しくなって、底辺では幅広く提携が進んでいるのに、
日本の政治が何故にどんどん古くなっていくのか、不思議である。