拉致問題は韓国のやる気如何が左右
横田めぐみさんの娘と分かっているキム・ヘギョンちゃんや韓国の拉致被害者の親族のDNA照合検定の結果、めぐみさんの夫は、彼女と同時期に韓国の海岸から北朝鮮に拉致された青年であることが95%以上の確率で判明した。
このことは、北朝鮮によって否定され続けられてきた韓国人の拉致が証明されたことになったのだ。この意義は大きい。
韓国人の拉致被害者は、400名を越えると言われているが、「太陽政策」を北朝鮮政策の基本とする韓国は、北を刺激すまいとの配慮から、拉致問題については、これまで極めて消極的であった。しかし、このように、科学的な検証がなされたからには、いままでのように黙しているわけにはゆくまい。韓国は自国民の人道被害についても冷淡な姿勢を取るのか、と国際的な批判を受けかねないからだ。
こうして、韓国が日本と共同して拉致問題の解明に乗り出せば、その進展を早める可能性はあると思う。北朝鮮としても、同胞であり、親北朝鮮の支援国である韓国の要求には、日本に対するような冷たい姿勢はとれないであろうからである。
この際、韓国はいままでの態度を変えて、拉致問題に真剣に取り組むことが、この問題進展の唯一の道であると思う。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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