Re: 山岳路線 (Re: 近鉄奈良線)
古寺です。
toda@lbm.go.jp さんwrote:
> In article <060228084055.M0160508@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp> kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes:
>>> 旧トンネルは東生駒線に流用されています。
>> なるほど! それで第三軌条なわけ?
> そういう「向き」の因果関係では無いでしょう。
>
> 元々「地下鉄だから車両限界の小さい第三軌条で作ってあった」
> →それを生駒まで延長しようという話になった。
> →車両限界が小さいから、旧トンネルをそのまま流用できるぞ!
> という流れですよね。
「そのまま流用」したかも...どうなのでしょうね?
トンネル内や地下鉄線も点線で描かれている地図で見ると、東大
阪線は、新生駒トンネルの2/3ほどはピッタリ真横に沿っています。
生駒駅も、奈良線に並べて東大阪線を乗り入れさせようとすれば、
それはまさに旧トンネルの入り口の前のスペースしかないわけで、
「遺構が新線に取られる」のは必然と言えます。ただ旧トンネル
の相当部分を流用してるんですかね?
資料の記憶に有った2003年1月のピクトリアル「近鉄」臨時増刊を
引っぱり出して来て見ましたが、「近鉄各線 路線変更の記録
高山 禮蔵」という記事中で「旧トンネル東口部分から地表に出て
生駒に着く」と有る物の、線状での一致度みたいなところへの確た
る言及は無し。
グラフ「奈良線 1960年代の表情」に新トンネル開通直前の生駒が
掲載されています。工事中の現トンネル入り口真横に元々の古い
トンネル入り口が有って電車が入って行くシーンなんですが、れん
が造りなんですよね。
それで、上本町行電車がトンネルに入って行く所で線路に車両が
かぶって良く見えないのですけど、なんかトンネルのド真ん中に
入って行ってるような...タテヨコ比で見ると単線断面にしては幅
が有るようには思うのですけど(上下が低いから?)、なんか単線使
用しているように見えます。
前の記事で「ポール集電と小型車の運転を前提とした断面」と有り、
数字的には「車体幅2,444m、車体長14,820mm」となっています。
グラフページではもちろんパンタ化されてますし、車両と口の対比
ではやはり、トンネル断面の中央(一番高いところ)にやっと架線を
通せてるようなものだったのではないかと。とすると、単線断面
なのかなぁ?
ルート的に旧トンネルと中でも一致していたとすれば、旧トンネル
を「先進導坑」的に利用して、拡幅とセメントによる巻き直しを
するような使い方だったのではないかと。
> In article <060228084911.M0260508@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp> kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes:
>>> 奈良線の石切手前で、眼下に新石切が見えるのがお気に入りだったり
>>> (生駒で横に居るのに、よくぞこれだけの高低差がって感じも)。
>> なるほど、地下鉄はかなり上り勾配のトンネルなのですね? しかし
>> 旧生駒トンネルが東大阪線に流用という話がありましたが、どっかで上
>> り切って旧トンネルに合流するわけですかね? とすると、石切側には無
>> 用になった旧トンネル入口がある?
> 東大阪線は最初(=地下鉄中央線につながっている付近)は地下で、
> 掘割構造を経て高架構造になるという形で
> どんどん登っていってから山岳トンネルに入るのですが、
> なお、旧トンネルの西口には届かない。
山脈にぶち当たって地下に入り、奈良線石切の大阪よりで下を交差
し、山脈のより尾根側を並列。奈良線が新生駒トンネルに入った先
で再び潜って北側真横に付けてますよね。新生駒トンネルを潜るポ
イントと新石切側は、間違いなく新規の部分。奈良線と完全並行に
なったあとも、どこで旧トンネルとレベルが揃って来るのか...
縦断面図のようなものを見つけられなかったので何とも。
> 奈良線は、瓢箪山〜枚岡〜額田〜石切とかけて
> 「山脈と平行に」登っているわけです。
瓢箪山まで山脈に向かってほぼ一直線に進んで来て、そこから90°
向きを越えて、斜面に沿うように高度を稼ぐからこその光景ですね。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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