「官から民へ」「B・L・T・(K)」
「人の心は金で買える」…とは最近の問題だが、
これに対し、「相反する利害関係者がいないと…(こうなる)」とは、
以前テレビで舛添議員が言っていたことばだ。

 こう言った構造改革「官から民へ」で起こった問題の根底にあるのは、
その後どうなるかを考えていなかった事より、
背反する利害関係者がいないのに、解放してしまったからと言う事だろう。
(事前承認・審査→事後承認・処罰−傾向へ、も同様)

(官である)自分がストッパーなのに、それまで居た所から身を引いて、
役目を放棄してしまったのでは、現場で悪用、過当競争、談合など
は起こるべくして起こる。

元の正常な状態に戻すには、官の肥大化しかないと言えばそれまでだが、
元々はグローバリズムと言う帝国主義のアメリカの圧力に
日本の官が破れ(―たことを「官から民」、構造改革と言い替えてるだけだろうが
―)、
結局、利害関係者が、モロに「アメリカ対日本国民」になってしまったということ。

従って、公共性のある事は官の仕事として押し留めておくべきだ
などという議論は本末転倒だし、利害関係のない官を一方において
モラル・法律遵守だけ求めても、今まで通りの問題(汚職etc)が派生してくるだけ
だ。
(どっちにどのように転んでも似たようなものだろう)、理想は理想。