かしまし 第二話
携帯@です。
第二話も出来が良かったし、評判も個人差はあれど上々みたいなので続けます。
かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜
第二話「彼女は彼女である事を自覚した」について雑感など。
本題に入る前に、前回のスレッドで少し書きましたが、かしましのアニメ化に伴い、電
撃文庫から「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」駒尾 真子 (著)が発売となりました。
どうも1巻で完結らしく、一応の話の区切りまで書かれていますが、そのオチについて
はさておき。
はずむがやす菜に告白する前のシーンをプロローグとして始まる小説版は、はずむ達の
一人称による心理描写がかなり細かい小説となっていて好感が持てます。原作でも(恐ら
くアニメでも)描かれていない、はずむ達の想いが恐らくは著者の解釈により記されてい
て、それだけでも楽しめます。それと、心理以外の描写も異常に細かく、着替えるのに一
体何頁使うんだ〜とやや呆れつつも感心してしまいました。本作のファンであれは結構お
勧め…だと思います。
^L
●総評
次回予告を観た際、原作第2話〜第3話相当の話をするのかと想像していたら、原作を
かなり大胆に再構成して来たので驚きました。シリーズ構成の人がかなりきちんと仕事を
していると感じます。
今回の話は、原作#2「少女は少女であることを自覚した」、#3「初めての…」、#
4「とまり、悩む」の3話分から、とまりが絡むエピソードを抽出して再構成しています。
はずむの幼なじみの来栖とまりが、はずむが女性に変化したことについていけなくて戸
惑う想いの描き方が丁寧で好感が持てます。
本来やす菜のエピソードであるところまで、とまりエピソードに変更しているのですが、
そのことで全く違和感はありません。
絵的には、やはり初めての(?)ブラエピソードでしょうか。テレ東で放映する時、こ
のエピソードは外せない部分なのでどうなるのか不安でしたが、想像以上に出来が良かっ
たです。
原作を読んでいても、新鮮さを持って観ることが出来、しかも原作(漫画)の雰囲気を
全く損なっていないアニメ版。第二話の現時点まで、本当に文句をつける部分がなく、取
り上げる部分が多すぎてどうしよう状態です。
●OP
前回にEDとして既に使われていますが。タイトル前の前奏部分(男のはずむが振り返
ると女のはずむになっている辺り)は今回がお初ですね。
●身体検査
はずむ「あれから一週間が過ぎた。僕の身体は、宇宙人に言ったとおり、正真正銘の女の
子になったみたいで、僕の戸籍を女性に変えることが国会でも決定され、今では、
いなくなった宇宙人を捜しているらしい」
検査入院であれこれ調べられているはずむ。CTスキャンだけならまだしも、裸にされ
て女医の前で写真撮られているのが何とも。貴重なサンプル扱いって感じですが。
マスコミの取り上げ方も含めて、宇宙人さんの言うところの人権は十二分に蹂躙されて
いるような気がしないでもなく。
原作では検査も国会における戸籍の変更も一晩で完了、翌朝には既に女子制服が用意さ
れているという超展開だったのですが、こちらの方がより現実的(?)な展開となってま
す。
●現実を受け入れられないとまり
はずむ「とても信じられない。今でも朝起きるたびに、夢だったんじゃないかって思うけ
ど。でも…」
胸を見て赤くなっているはずむはお約束。その時に病室を訪れたあゆき達。慌てている
はずむの様子に、「入っても良い?」と柔らかく言うあゆきちゃんが良いです。
両親、あゆきと明日太はお見舞いに来ているのに、肝心のとまりは「今日も用事がある
って」と言って来ておらず、また翌日に迎えに来た時の台詞から、とまりははずむが女性
になって以後見舞いに来ていないようです。
コンビニではずむの性転換のことを報じている雑誌を見た時の複雑な表情からして、女
性となったはずむに向き合う勇気が無いんでしょう。今回、このとまりがちょっと頬を染
めて何となく引いているような表情が多いです。
●はずむ。お母さん、女の子が欲しかったんよ
はずむの父「という訳で、今晩はお父さんと一緒にお風呂に入ろう。お父さん、娘と一緒
にお風呂に入るのが夢だったんだ」
退院して自宅に戻ってきたはずむ。当然のことながら外はマスコミで一杯。
両親は本当は娘が欲しかったと女になったはずむに大喜び。かほるお母さん、女の子の
服を何着も揃えて本当に嬉しそう。そしてお父さん、一緒にお風呂にって、その欲望は自
然です(笑)。
……普通はこんな反応はあり得ないと思うのですが、本当に娘が欲しくて、子どもの頃
は女の子の服を着せて喜んでいたり…ありそう(最近出た小説版では本当にそういう話に
していました)。
関係無いですが、はずむが髪の上の方を少し縛っているのが可愛い。短い髪で縛る意味
は無さそうなので、きっとお母さんの趣味(笑)。漫画には無い絵です。
とまり達が学校に迎えに来たと知り、制服を取り出そうとするはずむ。男子制服を着て
いく気だったんですか? お母さんがちゃんと用意してくれていたようですが、1週間も
あったのに、クローゼットの中に入れておくことはしなかったのかな。
●不安?
あゆき「はずむ君はもう女性なのよ。学校も許可したんだし、別に変なことは無いわ」
学校に行くはずむを迎えに来たとまり、あゆき、明日太。横向いたままのとまりに「不
安?」というあゆきの心遣いが良い感じ。
階段を降りて来たはずむ。はずむ女子制服初公開(いや、EDやOPで出てはいます
が)。とまり、明日太が驚いているのに対して、あゆき一人が冷静です。でも、はずむが
女性となって暫く経っている上、みんなはずむの姿を事前に見ているのだから、そこまで
驚かなくても。
先に記述したとおり、原作でははずむが女性となった翌日にはもう登校していて、制服
は学校が用意したことになっていました。何しろ昨日の今日なので、驚いても無理はなか
ったのですが…。
●彼氏いない歴生まれてこの方35年
遅刻しちゃう、と外の様子にも気付かず扉を開けるはずむは、マスコミが待ち構えてい
るのを見て扉を閉めます。そう言えば原作ではとまり達は外で待ってました。
あゆき「マスコミよ。あなたを待ってたの」
はずむ「え…。とまりちゃんどうしよう」
さらりと、(心は)男のはずむが女性のとまりに助けをさらりと求めてしまう二人の関
係が何とも。
そして、泣きそうなはずむの顔を見て、しょうがないなととまりははずむの手を引き走
り出します。
土煙を上げてマスコミが追って来るマスコミ。
とまりの足にはずむはついて行けないはずむ。
そんな二人を助けにサングラスに黒マント姿で颯爽と(?)現れたのは月並子先生。格
好もマスコミの大群にぶっ飛ばされてマンホールに落ちるのも、原作通りの展開です。こ
の辺りのギャグシーンは作品から浮いていると評判は大変悪い様子ですが…。
そう言えば、ぶっ飛ばされ方はアニメ版の方が派手ですね。普通、あれだけ飛ばされた
ら死んでます(笑)。
●女の子はそういうことしないんだよ
はずむ「メモしとこうと思って。ほら、女の子のことって、僕、良く判らないから」
学校でもはずむはすっかり有名人。他のクラスの生徒達が覗き込んでいる扉をとまりは
ぴしゃりと閉め、男子生徒を睨み付けます。
そんなとまりの気苦労もしらずに、スカートをぱたぱたとして「涼しい〜」としている
はずむに爆笑。女の子はそういうことしないって、女子高だと良くやっていると聞きます
が。ちなみにこのシーンはアニメオリジナルのはず。
とまりに言われたことを一々メモっているはずむ。その様子を見たとまりのフクザツな
表情。今回は何度も出ていますが、何を想っているのか。
●着替えとか、どうすれば良いのかな
女子生徒「別に気にしないよ。だってはずむ君はもう女の子なんだし。これが他の男子な
ら、ぶっ飛ばすところだけど」
とまり「そ、そうか…」
いきなり初日の一時限目に体育の授業が来たのにびっくり!
原作でもあるエピソードですが、原作は第三話のブラ購入エピソードの後で、第四話の
体育授業前の着替えエピソードが入っていたりしたので。
原作でもそうですが、周りが着替えているのを見てはずむが鼻血ブー!! …という通常
の性転換ものでありそうな展開が一切無く、また周りの女の子からもあっさりと女性にな
ったことを受け入れられているのが印象的。
とまり一人だけが気にしているのが何とも。思うに、はずむを一人の男として認識して
いたのはとまり達くらいで、はずむは女性化する以前は影が薄いので男として女性陣から
認識されていなかったということなのかも。
はずむの現実を受け入れられないとまり。体操服を着る時にはずむの髪で目が隠れ、男
のはずむに見えてしまう…。これ、アニメで挿入された演出ですが、男のはずむが何処の
エロゲと突っ込まれまくった程目が見えないキャラデザだったのを逆用した演出でナイス。
着替える時はずむ、ブラしてる? 肩ひもが見えてます。
当然用意されていてもおかしくないのですが、初めてのブラエピソードはパスかよ!
それと、この後のブラ購入エピソードではずむがブラの付け方を知らないのとも整合性が。
このシーンで、はずむがどんな下着をつけていたのか気になります。
原作第三話「初めての…」(そのまんま)が、今回後半のブラ購入エピソードなのです
が、朝、はずむがノーブラで先っぽが見えているのをとまり達に見とがめられる…という
エピソードが今回丸ごと消えています。まぁ、女物の服をあれだけ揃えているお母さん、
1週間あればその辺りも抜かりはありませんか。
小説版は漫画と同じように女性化翌日に学校に行っていますが、こちらはお母さんがブ
ラジャーはちゃんと計って買わないと駄目、とお金を持たせて自分で買いに行かせていま
す。細かい。
●遺伝子レベルまで女性
とまり「先週まで、男だったんだろ。その男のプライドっつーか、何つーか」
はずむ「しょうがないよ。だって、DNAまで女性のものらしいし」
とまり「だからってな」
はずむ「それに、姿が違うだけで、僕は僕だし」
女性になっても、はずむを良く知るとまりは、見られると恥ずかしい様子なのが何とも。
姿が違うだけで、僕は僕って、はずむは気にしていない風を装ってますが、実は気にして
いたりしないのかな。
DNAまで女性となっているはずむ。それの何処が完璧だと>宇宙人さん。
どうでも良いですが、ブラウス一枚の姿のとまりの絵が良いです。裸は良くてもぱんつ
は不可なのね>テレ東。
とまりが着替え途中で固まっていたのに、やす菜の方は着替える前の段階で固まってい
たようで…。
●先生が落ちたぞ!
とまり「(姿が、違うだけ? 女の姿…)」
はずむ「とまりちゃん、あたし、男の子のこと好きになっゃったみたい」
とまり「は、はずむ」
はずむ「私の身体、魅力的かな」
英語の時間。並子先生の英語の授業の発音っぷりが…。
はずむが姿だけで無く、心まで女の子になって男の子になったら…と妄想して、教室内
で涙まで流して叫んでしまうとまりが何とも。しかも、何故かその妄想でははずむどころ
かとまりまで裸だというサービスがグー。
あ…並子先生が校舎から落ちてる〜。
このシーン、実は原作とは台詞が異なっています。
原作(第四話)では、はずむが「僕はもう女の子で、この身体で生きていかなきゃなら
ないから…。これからは、男の子と恋をすべきだと思うの」というもの。原作第三話では
ずむが「女の子同士は恋人になれないし」と発言したことを受けての妄想内台詞なので、
この変更は当然でしょう。
でも、変更したお陰でとまりが何だかイケナイ想像をしているシーンになってしまいま
した(はずむが裸で出て来るのは同じなんですが)。
●とまりの決意
あゆき「受け入れられない?」
とまり「あ…あゆき」
あゆき「でも、はずむ君はそんなに気にしてないみたいよ。男の子とか女の子とか」
屋上で寝ころび悩むとまりに、あゆきははずむは気にしていないと告げます。
とまりを探していたはずむと明日太。はずむは、とまりが怒ったのではと気にしている
らしい。
原作でとまりがはずむが何でもとまりに聞いて来るので、うるさーい! と怒るシーン
はありましたが、ここでのとまりの怒りはアニメオリジナルですね。
明日太とはずむが屋上に来ているのも、とまりを探しにでは無くて、単なる友人同士の
相談、という趣でしたし。
はずむ「僕が女の子になっちゃうと、そんなに違うのかな? 明日太はどう?」
明日太「え? 俺は変わらないよ」
はずむ「本当?」
明日太「ああ、たとえ女になっても、俺とお前の友情は変わらない。当たり前だろ」
例え女になっても友情は変わらないという明日太。胸を見る? …とはずむに言われて、
みれ、見ろ! という明日太。
見ると言われて、「みる、みれ、みろ!」と言ってしまう明日太は正直者。でも、幾ら
心が男だからって女性としての自分の裸を見せようとしてしまうはずむも大概なもの。
とまり「はずむも、女はむやみに裸を見せたりしない」
はずむ「そ、そうだね。僕、もう女の子だもんね。気をつけるね」
(中略)
とまり「本気なんだ」
はずむ「あ」
とまり「ホントに、女になるつもりなんだな。だったら、完璧な女にしてやるよ。あたし
が!」
…で、明日太は当然の如くとまりにぶっ飛ばされました。
はずむが本気で女性になろうと努力してる姿。
完璧な女にしてやるよ、あたしがと言うとまり。どうやら、開き直ったみたいです
(笑)。
ここまででAパートなんですが、はずむが意外と平然としているのに、とまり一人で意
識しまくっているのが可笑しい。
●はずむ女計画
とまり「ティッシュは絶対持つこと。それと、この位のポーチを買って、持ち歩けるよう
にしておくこと」
まずは持ち物。ピンクの筆入れに財布、ガーデニング雑誌と最初から女性らしい気がし
ますが、ティッシュが無いのを指摘されます。
ついでにポーチを買って持ち歩けるようにととまりに言われます。色々、常備して持ち
歩かないといけないもの、ありますから。
# 小説版では、トイレの個室の中にある小さなゴミ箱みたいなのは何? …とはずむが聞
くというエピソードなんかもありましたが。
とまり「こういう時は、下から見えないように隠すの」
はずむ「そ、そっか。女の子みんなやってるよね」
階段にて、とまりにお尻を触られるはずむ(ちょっと違)。
つまりは、明日太からは見えていたんですな(笑)。
でも外で女子高生みると実際に押さえているのはあまり見ないなぁ。
とまり「女の子修行つったら、花と茶でしょう? 女の子らしく、静かに礼儀正しく楚々
としているのよ。足が痺れて、なんて問題外なんだかんね」
茶室でお茶。とまりの方が先に足が痺れてはずむの方が平然としてるのはお約束。
とまり「トイレはもちろん女子用!」
とまり「ジュース飲む時は脇を締める!」
はずむ「ねぇねぇ、明日太。僕驚いちゃった」
とまり「変なこと言うんじゃねぇぞ!」
とまり「階段は飛ぶな! 股開くんじゃねぇ。もちろんがに股も駄目」
とまりが持っているのは「はずむ女計画」そんなモノ作っていたのか(笑)。
一々怒るので、とまりの方が男くせーと明日太に突っ込まれてます。
明日太に跳び蹴りするとまり。あゆきはあれはしちゃ駄目と冷静ですね。
●大変そう、ね
下駄箱ではずむと出会ったやす菜。やはり振った後だけに気まずい? 忘れ物と言って
何処かに行ってしまいます。
でも、前回のラストの嬉しそうな顔も気になります。いや、原作読んでいるとその辺り
の事情は判るのですが。アニメではいきなりはずむに接近したりしないという辺りは重要
な変更点ですね。
●サイズはアンダー70C
駅前のランジェリーショップに出かけたはずむ達。明日太までランジェリーショップに
来ているというのはアニメオリジナルの展開です。ちゃんとサイズを測って買うんだぞと
とまりに言われ、明日太、計るの手伝ってくれる? …というはずむのボケっぷりが何と
も。未だ心が男のままとかそういう問題ではない気が。その辺り、はずむが普通で無いと
現したいということなんでしょうか(違)。
それにしても明日太、とまりの蹴りを食らいっぱなしです。
店員「はい。大丈夫ですよ。でアンダーが70のCですね」
とまり「わ…。あたしよりでかい」
あゆき「今頃気付いたの」
…ということは、トップは85位なの? C70でトップが86〜88とか手元の資料
に書いてありますが。
見た目で判るようにとまりの胸より当然大きいのですが、あゆきちゃん、チェックして
いたんですね。
はずむ「ねぇねぇ、とまりちゃん」
とまり「わ! 馬鹿! 人前で裸になるなって言ってるだろうが!」
はずむ「そ、そうだったね。ごめん」
胸を手で隠しているはずむが何とも。試着してみなさいと言われ、ピンクのブラをたち
どころに選んで持って来たとまり。走って持って来ているのが足音で判って苦笑。でも、
選んだブラは後のシーンで見る限り意外と可愛い。
●とまりのブラ付け方教室
とまり「まず肩ひもをかけるだろう」
はずむ「うん」
とまり「そしたら前に屈んで、カップの位置をあわせて押さえる。その状態でストラップ
を後ろに回して、ほら、手を回して持てよ。そしたら先っぽにホックがあるから、
留める」
はずむ「出来た」
とまり「よし。最後に、こうやって、肩の方向へ引き上げる」
はずむ「わ! 止めて、くすぐったいよ」
とまり「ほれ、完成だ。簡単だろう?」
ブラの付け方が判らないととまりに聞くはずむ。体育の時間の前、更衣室でブラ付けて
いたんですけどね。原作とシリーズ構成を変えていたので、少し奇妙な感じもします。た
だ、病院ではブラをしていないと思うので、未だ慣れていないということでしょう。
付け方指導はとまり。最後に周囲の肉を寄せ集めるシーンは流石に隠されてしまいまし
たが、これだけ丁寧に下着装着シーンを描いてくれれば満足です。
とまりが後ろからはずむを手伝っている絵もとても怪しくてお気に入り。
ホック留める音まで効果音で入っているのが何とも。
ところでこのシーン、原作と比較して重大な変更点があります。
原作ではとまりとブラを買いに訪れたランジェリーショップで、偶然店先で出会ったや
す菜も乱入、やす菜がブラを選び自ら進んで付け方指導もしていました(ブラの中に手を
突っ込んで胸をブラに入れているシーンがあるのが何とも)。なので、更衣室でのシーン
は本来はやす菜とはずむのシーン。
とまり「どうだ、きつく無いか?」
はずむ「そんなことないけど。何か変。急に恥ずかしい」
とまり「何いってんだよ。あ…」
とまり「う…。お前、本当に女になっちまったんだな」
はずむ「え」
とまり「ブラ、それで良いだろ」
はずむ「とまり、ちゃん」
とまり「先、帰るな」
あゆき「とまり」
原作では、ブラをつけて裸は恥ずかしくなかったはずむが、急に恥ずかしがるのを見て
やす菜が「それが、女の子よ」というシーン。これは、原作でも屈指の名場面だと思いま
す。
敢えてこれを削ってとまりが、鏡に映ったはずむの姿を見て、「あ…お前、本当に女に
なっちまったんだな」という台詞を入れて来たのが印象的。今回は本当にとまりの話にな
ってますね。
●あたしの知ってるはずむは
はずむとあゆきを置き去りに、先に帰ってしまったとまりは橋の上で悩みます。
この悩む場所が橋というのは、アニメ独自のシチュエーションですな。
河原では、やす菜がそんなとまりを見ています。
姿が違うだけで中身は同じというはずむ。
とまりは、女性となったはずむが、これまで自分が側で見ていたはずむと中身までも変
わってきているのではと悩んでいるんですな。
でも、性別は兎も角、中身だって成長していくものだと思うのですが、それだけずっと
側にいて見続けていたということで。
中学生の頃、はずむに背で大分抜かれてしまったとまり。
とまりに花を差し出しているはずむ。
幼少時に苛められていたはずむを助けたとまり。
…と、色々と回想シーンが入ってます。背を比べているとまりが可愛い。
●姿形は変わっても、昔と変わらないあいつ
橋にいたとまりにあゆきがはずむがマスコミに囲まれていることを告げに来ます。明日
太もその場にいるのですが、何の役にも立っていません(笑)。
ところで、学校を出る時にも待ち構えているという話でしたが、ブラ買いに出かける時
にはマスコミはついて来ていないのを追求してはいけない。絶対、ニュースバリューは高
いと思うのですが(笑)。
転ばされ、泣きそうになるはずむ。囲んで質問してないで、はずむのことを助けろよ!
…と怒りを覚えたその時です。
とまり「やめろ!」
とまり「はずむに近づくな!」
とまり「はずむはあたしが守る。指一本触れさせるもんか!」
はずむ「とまりちゃん」
とまり「警察呼ぶぞ。はずむを転ばせて、怪我させたって大声出して言うぞ! これ以上
はずむに近づくな!」
どうやって記者達をかき分けたのか、はずむの前に立ちふさがったとまり。
一喝してマスコミを退散させてしまうとは凄すぎる。
まぁ、普通はこの程度でマスコミが退散するとは思えないのですが、そこは気にしない
方向で。
とまり「そうだ、あの頃のまま」
はずむ「ごめんね、とまりちゃん」
とまり「良いんだよ。昔からお前を守ってきたのはいつもあたしだろう?」
はずむ「!」
とまり「(姿形が変わっても、声が違っても、あの頃と少しも変わらないはずむがここに
いる)」
はずむ「ありがとう、とまりちゃん」
とまり「(今も、目の前に)」
泣いているはずむの姿を見て、とまりはいじめられたはずむを庇った時のことを思い出
し、姿形が変わってもはずむは変わっていないことを理解するのでした。守ってきたのは
いつもあたしだろう? …というとまりの表情がグー。
とまりははずむを抱きしめる、その様子を見ているあゆき達。見せつけられて、照れて
いるのかな。
●MAZE再来?
家に帰ると父が一緒にお風呂に入ろうと待ってました(笑)。
女の子はそういうことしないんだってさと軽くかわし、部屋に入ると…。
ジャン「あ…。オネニーサマ!!」
はずむ「え…ええ…えええ?」
オチがこれかい! 宇宙人さんとジャン・プの登場です。
綺麗に終わったと思ったら、ますます話は訳の分からない方向に走るのではと思わせつ
つ、第二話は終了です。
●ED
EDが入りました。止め絵中心。三人でショッピングしたり、お菓子作ったり、はねつ
きしたりと。
●次回予告
「届かぬ想い届いてはいけない想い消えない想い。全ては今、混じり合って。次回、かし
まし〜ガール・ミーツ・ガール〜『第三話「はずむの心、やす菜の心」想い、胸の中で」
やす菜がどうやら主役の話となるようです。すると、あの話かな。
では、また。
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