ひとは、賢く、強き肉体をもてど、やはり獣には番いなく。
ときに闇におびえ、雷鳴に驚き、月の光に安堵し、風音に安らぐもの。
大きなネズミが獣道にまよいこみ、野獣のとおるのを恐れるように、ひとは道求めてさまよう。
夢とは、記憶の集合体に願望がかさなるもの。

ネズミのように わたしは夢見たい