このトピをご覧の方の中には、

「漢族・倭族といっても所詮中国人じゃないか。」と思われる人も多いかもしれません。 


「中国史」とは、現在の中国のほとんどを占める「漢族」的視点で語られており、近年までは「漢族による穀物・竪穴式住居の黄河文明」を起源としたものでした。

ところが今では黄河文明を遥かに遡る「倭族による稲作・高床式住居の長江文明」がクローズアップされるようになりました。


中国史上では様々な人物が登場しており、中には日本人の心情に非常に近い「尊敬に値する人物」もいれば、「残酷で冷酷で怠惰な唾棄すべき人物(王)」も数多くいます。

以前は「中国人と一口に言ってもいろんな人がいるんだ。」としか考えていませんでしたが、「倭族」「漢族」で分類してみると私たち日本人から見て「立派な人物」だと思っていた人のほとんどは倭族系であることが分かってきました。

中国史上最初の王朝「夏」の「兎」帝や、周の太公望「呂尚」、孫子こと「孫武」や、墨子こと「墨擢」、蜀の大軍師「孔明」などです。


(ちなみに「孔子」も魯の曲阜(きょくふ)の出身であり倭族なのかもしれませんが、「孔子」については「倭族とは異なる思考パターン」を私は感じ取ってしまいます。(どうやら墨擢も孔子にそう感じていたようです。)一方、「劉備玄徳」には倭族の思考パターンをビンビン感じるのですが、いちおう「漢王朝の末裔」ということになっていますが。)


そういう視点で見れば、中国史における「日本人としての琴線を動かされる人物」と「軽蔑すべき人物」のカラクリがかなり明確になってくるかもしれないと思っています。

また、中国3000年の文化といってもよく調べてみるとそのほとんどは「技術者能力や技術者魂に富む江南・山東の倭族の文化」を「見栄っ張りの漢民族が自分の文化のように取り入れて自慢している姿」が見えてきます。

「青磁」も本来は「越で考案された登り窯」で「江南の良質の土」を焼いて作られたもので、倭族文化なのです。(青銅器や金細工もそうです。)