小泉の中東訪問は全く意味がなくなった
小泉は1月上旬にイスラエル、パレスチナを歴訪してイスラエルのシャロン首相、パレスチナのアッパス議長との三者会談を行って中東和平に貢献するとしていた。
こんなことが実現するはずはないと、指摘しておいたが、その通り、シャロン首相は小泉を交えての三者会談を拒絶した。
シャロン首相の頭のなかは、自分の息子を含めた自分の収賄疑惑や、政治参加を目指しており、国民的な人気も高いパレスチナのイスラム過激派ハマスが台頭してきている問題で一杯なのだ。そんなときに小泉がやってくるのは「おじゃま虫」以外のなにものでもなかろう。 大体、東アジアで村八分になっても、まだ「靖国参拝問題について、中国、韓国はおかしい」などと年頭の挨拶のなかで述べるような「手前の頭の蠅さえ追えない」クレ−ジ−野郎が中東和平の仲介などチャンチャラおかしいというのがシャロンの本音であろう。至極、もっともである。 これで、小泉は中東訪問を断念して、そのむだカネは難民救済にでも提供すべきである。 この文を書いてからシャロン首相が脳の大出血で緊急手術を受けたというニュ−スに接した。これで、小泉の中東歴訪も断念せざるを得なくなったのだ。ムダ遣いが回避できたというわけである。 村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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