読売新聞の辺恒も小泉の靖国参拝批判
自民党よりの読売新聞の超保守派の頑固爺、渡辺恒雄主筆が朝日新聞の若宮論説主幹との対談のなかで、小泉の靖国神社参拝を批判した。
「軍国主義を煽り、礼賛する展示品を並べた博物館(遊就館)を、靖国神社が経営しているわけだ。そんなところに首相が参拝するのはおかしい」、と述べ、更にポスト小泉についても「靖国公式参拝論者を次ぎの首相にしたら、もうアジア外交は永久に駄目になっちゃうんじゃないか」と語っている。
これは筆者が前々から主張していたことだが、辺恒さえもがそう思っているのにはびっくりもしたが、当然である。
アメリカのMIT(マサチュ−セッツ工科大学)の歴史学者ジョン・ダワ−教授は、小泉外交について、「世界を危険に方向に導こうとしているアメリカ追随は間違いだ。アメリカにのみ頼ろうとしている外交は見直すべきだ。これでは日本は真の独立国とは言えない」「中国が台頭してきた今こそ、中国との関係を見直すべきだ」と述べている。まことに正論である。
小泉の言うように、国益を損なう我執を「長い間には靖国参拝を分かってくれる」などと言い繕っている場合ではないのだ。
村上新八
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