アトラス設計・渡辺朋幸代表に対する疑問
アトラス設計・渡辺朋幸代表の偽造認識には疑問が呈されている。渡辺氏が最初に偽
造を見抜いたのは港区赤羽橋の物件である。これが故意による偽装か否かについて、
渡辺氏の説明は記者会見と参考人質疑では齟齬がある。
http://www.geocities.jp/shouhishahogo/eri.htm
記者会見では以下のように語る。「普段やっている鉄筋本数よりかなり少ないなとい
うのは感じたんですよ。計算書を調べてみたら、地震の時にかかる『水平力』、横の
力ですね、これが4分の1にしてあったんですね。何でこういうことをやるのかなと
いうのが、正直言ってその時点ではわかんなかったですね」「姉歯建築士のやり方
は、大変作為的で悪意を感じた。わざと操作しているような感じがした」。一方、参
考人質疑では当初は偽造の認識はなかったとする。「図面と計算書を見比べて発見し
た。図面を見ておかしいとは思ったが、偽造とはすぐに気付かなかった」と説明す
る。
この点について以下の疑問が呈されている。「渡辺氏が当所、マスコミには水平力
1/4にしていると説明しているが、構造設計者が水平力の数字を書き換えるのは特別
な構造計画の場合に限られる。単独で存在するほとんどの建物は水平力を変更するこ
とはない。故にこれだけで偽造であることはわかる。何故、参考人質疑で「偽造と気
付かなかった」と変わったのか?不明?」(荻原幸雄「耐震強度偽装問題時系列」建
築よろず相談2005年12月23日)。
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http://www.geocities.com/tokyufubai/
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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