日朝並行協議では北朝鮮の詐欺に注意
来月にも日朝で「拉致」「安全保障」「国交正常化」の三つについての二国間協議が行なわれるという合意ができた。
しかし、日本と北朝鮮とのこの協議にかける思惑は全く違う。「拉致」問題は解決済みと主張してきた北朝鮮は、米朝関係が北朝鮮の偽ドル問題で暗礁に乗り上げているため、外交戦略の矛先を日本に向けてきて、日本が一番関心がある「拉致」問題をも並行して取り上げるという「餌」で「経済支援」を詐取しようとしているのだ。
北朝鮮の作戦は、「拉致」問題で、再調査だの真相解明だのと称してずるずると、日本側の気を引くだけで、「国交正常化」の進展促進を迫り、あわよくば、「経済援助」をせしめようとするものだ。
「安全保障」となると、核兵器とミサイルとなるが、この問題については、北朝鮮は初めから米朝問題だ、と主張し続けているのだから、今更これを変更したとは考え難い。これも「拉致」と同じ「擬似餌」であることに間違いあるまい。
日本政府はこんな「擬似餌」に飛びついてまたまた北朝鮮に騙され、核兵器とミサイル開発のための資金を提供するような愚は
すまいとは思うが。外務省はバカだから、この上なく心配である。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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