15日に実施されるイラクの国民議会選挙を前にしてシ−ア派やクルドのみならず、今まで政治的な行事をボイコットしてきたスンニ派が積極姿勢を見せている意味は大きい。相変わらず自爆テロは続いてはいるがこのスンニ派の変化は歓迎したい。
 この裏には、シ−ア派ながら、スンニ派にパイプを持つアラウィ首相の存在があることがプラスになっているものと思われる。
 いずれにせよ、アメリカの繰り人形だとしてイラク政府に反対してきたスンニ派が国民議会選挙活動に参加してきたことは、まだアルカイダの抵抗テロは続くにせよ、イラク安定化に向かって、新しい期待の持てる変化だと言えよう。
 村上新八