中共軍部の危険思想が、4月23日の「博訊」という中国語のネットに暴露された。中共中央軍事委員会副主席・国務委員で国防部部長である遅浩田上将による、軍部内での機密演説である。
 
世界に広がる民主化、そして民衆レベルにまで情報化が進んでしまい、これまでの不当な圧政の実状が人民に露呈しつつある。当の中国共産党は、崩壊への道を悟っているのだろう。その結末から逃れようと、最後のあがきにも似た不吉な計画を始動させようとしていることが覗える。
 
以下に演説の内容を紹介しよう。
 
■演説■
 
我々は、2つのシナリオのために準備しなければならない。もし我々がアメリカに対して生物化学兵器による奇襲攻撃を仕掛ければ、中国の人民はアメリカとの戦いにおいて、少しばかりの損害をこうむるだけで済むだろう。
 
しかし、もし、この奇襲攻撃が失敗し、アメリカから核で反撃されたら、中国は大災害となり、半分以上の人口が死に絶えるだろう。従って、我々は都市部の空防システムを準備しなければならないのである。
 
どのような事態に直面しても、我々は党と国、そして国家の未来のために前進するのみであり、そのためには困難を乗り越え、犠牲はやむを得ないのである。人口の半分以上が死に絶えてもまた再生できるが、もし党が無くなれば、すべてがなくなり、永遠になくなるのだ。
 
どのような事態になっても、我々、中国共産党は、決して歴史の舞台から引き下がらない。 我々は歴史の舞台から退くよりも、あえて世界中の人民を道ずれに自決する道を選ぶ。「核の束縛」という論理があるのだ。つまり、核があるから、世界の安全は保たれており、死ぬときは皆一緒、という論理である。私の考えでは、党の運命は世界の運命と共にある、という束縛があると思う。もし我々、中共がなくなれば、中国がなくなり、そして世界も終わる、ということである。
 
2億人ものアメリカ人を殺すことは、確かに残酷なことだ。しかし、それは中国の世紀を迎え、そして中国が世界をリードする道を辿るステップに過ぎない。我々、革命の申し子として、死は好まない。
 
しかし、もし歴史が中国人の死とアメリカ人の死、どちらかの選択を迫るとすれば、我々は中国人を守り、党の生命を死守するであろう。なぜならば、我々は中国人であり、党のメンバーであるからである。中共に入党したその日から、党の生命は全てのものの上に立つのである。
 
■演説おわり■