太宰 真 wrote:
> 
> わたくしは逆に反対ですね。小さい大きいは何を基準にするかだが、端的にでき
> る限り大きくあれば良いとさえ思う。ただし、その大きくあるあり方は常に問題
> とされなければならないでしょうね。国民の優れた目を必要とする。本当に必要
> であるのならば税金だってとるだけとればよい。本当に必要なものであるのなら
> ば致し方ないことではないか。そしてその税金ぶんは何がしかの形で国民に返還
> する心構えがなくてはならない。

日本なんて実にいい国ですぞ。政治家は皆去勢されたようにビクビクして「国
民」の顔色ばかりを伺っている。悪いのは無知な「国民」だけだ。その無知な国
民が悪政をもたらしているのです。この無知な国民にも政治が正しく見えるよう
にするためにはどうすればよいか。勉強によっては不可。頭が悪い以上勉強は不
向き。ではどうするか。

多額の税金を納めるようになれば話は別なのではないかと思う。自分のこととし
て真剣に関心を持たざるを得なくなる。話は飛ぶかもしれないが、わたくしは日
本国のあり方は「大きな政府」でなければならないと思う。国民はたくさんの税
金を納めはするがその代わり多くのサービスを求め要求することのできる国、そ
れが日本国にはふさわしいのではないか。この考え方は今まさに流行になってい
る考えとは逆さまである。

こうして、国民誰もが国政に関心を持ち、ガラス張りになるほど政府と国民とが
近い関係になっているのが日本である、と言う風になるべきだと考えます。少な
くともアメリカ風ではない。

なお、こういう国柄では企業の競争力がどうしても劣ることになる。それでも世
界経済を考えれば勝つことがなくてはならない。どうしなければならないか。国
を挙げて応援するしかない。国民は、政府は国民不在の企業肩入れをしていると
かの文句も勿論飛び交うでありましょう。それは逆な意味で無知な国民なのであ
ります。

    アメリカ国あるいはアメリカ企業には学ぶことが多いが
    日本国には日本国のやり方があり日本企業には日本企業
    のやり方がある、

と言って差し支えないのです。中国と同じ。

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