別の記事で「喫煙者の7割はニコチン中毒で、そのうち7割の人は
禁煙を試みて失敗している」というのがありました。つまり禁煙外
来の潜在的需要は、喫煙者の5割…(?)

吉見隆 wrote:
> 依存症として治療されるというのは、薬物の誘惑に弱い人を生理的精神的に助け
> ることでしょう。まじめに禁煙したい人の中にも依存症から抜け出す精神力があ
> る人と無い人、周囲の職場環境などが整っている人といない人がいると思うの
> で、たばこ依存症が保険対象になることには意味があると思います。

  問題は、禁煙外来に喫煙者が行くかどうか、ですね。
  「禁煙外来に行きたかったが費用が…」とか「禁煙外来があるな
ら行ってみようか」とかいう人にとっては良いでしょうね。逆に禁
煙外来に行ってまで禁煙しようとは思わないような人にとっては、
大した違いはないかもしれません。

> 直接的には単に禁煙外来の医療費に税金が支払われるようになったことなので、
> それにより禁煙外来に訪れて医者の援助を受けて禁煙に挑む機会が増え、禁煙で
> きる人が増加することがす。

  文末がよくわかりませんが(^^;;;、禁煙外来に行きやすい状況に
なった、門戸が広がったというのは確実でしょう。そういう意味で、
田中氏のおっしゃるように、広がった門戸に喫煙者が足を運んでく
れるにはどうしたらいいか、というのはポイントでしょう。
# ところで禁煙外来って、どのくらいあるんでしょうね。切羽詰っ
# た“病気”ではないだけに、近くになかったら、行かない喫煙者
# が多い気がします。

  税金については微妙なラインですが、たばこが原因となる諸々の
病気の治療に既に税金や保険料が投入されていることを考えれば、
大した問題じゃないようにも思います。


  以下余談。

> それ以外に間接的には、たとえば、今まで職場に禁煙の雰囲気がなかったような
> 場所でお上意識の強い場所などでは禁煙が進む可能性があります。社会の禁煙風
> 潮がより強まるという意味では大きな効果があると私は思います。

  風潮といえば、札幌市も10月から路上禁煙になったらしいですが、
守っていない喫煙者が多いということで、カンニングの竹山や、
市の職員が喫煙者を注意して回る、という番組をやってました。
  日中は注意を聞いてくれる喫煙者が多かったみたいですが
        ・そもそもたばこを売ってるのが悪い。無かったら吸わない
        ・お前に注意されるいわれは無い。科料も払う必要は無い
        ・ポイ捨てしないから問題は無い
みたいな言い訳をする人もいました。
  最悪なのは夜で、特に酔っ払いが多いせいか、注意を無視したり、
キレて怒鳴ったりする喫煙者がほとんどでした。
# で、スタジオのデヴィ夫人が激怒(笑)。やはり喫煙者の、爆笑問
# 題の太田が「規則じゃなくても、人ごみの中でたばこ吸っちゃい
# けない」と言ってましたが、そういう認識の喫煙者が多くなれば、
# 法律や条令で喫煙者を縛る必要がなくなるのになぁ…とずっと前
# から思っている私。

  やはり喫煙者で、意味なくキレるのが持ち味の竹山が「決まりや
マナーを守らない喫煙者がいるから、禁煙の場所が増えて、喫煙者
の肩身が狭くなるんですよ」と根気よく注意していたのが、妙に印
象に残る番組でした。

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MARUYAMA Masayuki@DTI