国連の軍縮、安全保障問題を協議する第一委員会で、日本が提案した核廃絶決議案を賛成166、棄権7、反対2で可決した。賛成は過去最多、反対は、米国、インドであった。棄権は、中国、北朝鮮、イスラエルパキスタン、ミャンマ−、ブ−タン、キュ−バであった。
 この決議は毎年やられているというが一体どんな意味があるのだろうか。国連が核廃絶の必要性を忘れてはいない、と言う意味はあるのだろうが、核の最終的な廃絶に向けて保有核を計画的に削減させるなどの具体的行動に反映させる必要がある。
 賛成派には核保有国である、イギリス、フランス、ロシアもいるのだから、これらの国が音頭を取って、反対派の米国、インド、棄権の中国、北朝鮮、シスラエル、パキスタンを説得して一歩でも核廃絶に近づける努力をすべきである。
 村上新八