佐々木@横浜市在住です。

『フルメタル・パニック!TSR』
Scene 13「つづく日々」より。



# 行頭からいきなり書いてある文章は原則として本編から読み取れる事象と
# 粗筋で、行頭に#が付いている文章が佐々木の呟き&妄想です。
# 放送作品以外の情報源(公式サイト等)から引っ張ってきた内容は含みません。
# 放映作品とは若干シーンの順番を入れ替えてまとめている場合があります。
# ネタバレあり。以下、当該エピソードを既にご覧の方のみ。



■さっさと行って片付けて来なさい!
爆発からは逃れたものの、ガウルンの言葉の意味を改めて反芻し愕然と
する宗介。駆けつけたヤンの言葉も今の宗介に届く事は無く、ダナンから
届けられたアーバレストを虚しく見つめるだけだった。そんな彼の耳を
打つ声に驚きを隠せない宗介。そこには死んだはすのかなめの姿があった。
驚きのあまりに事態を全く把握出来ない宗介に、かなめの叱咤が飛ぶ。
ひとしきり宗介を詰った後、かなめは静かに告げる。宗介は駄目な奴だと。

# ヤン達、尾行していたそうですが…ならもっと早く来いよという気が。^^;
# メカなのでな〜んの表情も無いはずなのですが、宗介が乗ろうと
# しない間のアーバレストが何やら悲しそうに見えるのが不思議。
# すっかりヤル気無し宗介の言い草に怒ったヤン、でもそこで銃を
# 向けるのは何か良く判らん行動な気も。仲間の反対語は敵ですか。^^;;;;;
# そしてヒーロー(笑)登場です。
# 今回、通常のOPは無しでいきなり本編でした。EDも無いうえに、
# 予告編の枠も使っているので数分長めの本編となってますな。
# サブタイトルが、第1話と対になっているのもミソ。

# それにしても再会したかなめの反応は如何にも彼女らしいというか。^^;;;;;;
# ある意味では充分にドラマチックなノリです。(笑)
## 宗介の胸に飛び込むかなめってのは想像出来ないし。
# 膝蹴り、パンチ、肘鉄、回転キック、あと回し蹴りまで。
# かなめに散々駄目な奴呼ばわりされて、それで元気になるのですから
# 宗介は真性のMですな。^^;;;;;
# まぁ言葉攻めも含めて、かなめの愛の鞭だったりするのですが。
# ここでかなめは“死にそうな目にあって”と宗介の留守中の事に
# 触れていますが、実はそんな自分の体験に関する感情は言葉には
# 乗っていません。この時のかなめの言葉は全て宗介の為のもの。
# そして物凄〜く大事な事を言おうとしたのですが、これは照れて
# 言いそびれてしまいました。この時の照れ顔が可愛いです。
# ヤン達の「…お化け」発言は爆笑。化け物の様に強いという様な
# 意味合いなのでしょうけど、普通そういう表現しないのに。^^;;;
# 今までの宗介の駄目な奴的な自覚は、単にそういう属性に逃げていただけ
# という事だったのでしょう。かなめに改めて言われ、本当に駄目な自分を
# 意識し、その上で肩の力を抜く事が出来たのかもしれません。

■あ、ゴメン折れちゃったみたい
敵の消耗を待つというウルズ隊の作戦は功を奏しつつあった。
だが集中力を消耗していたのは敵だけではなかった。
ひとつの判断の誤りから、窮地に陥るクルーゾー。
そしてそこに現れる5機のヴェノムは、しかし彼では無く玉芳を
追ってきたゲイツ達だった。玉蘭の死体を弄ぶ彼に激昂する玉芳。
だが既に疲れきっていた玉芳には、ヴェノムを操る能力でも上回る
ゲイツに対抗する術は無かった。

# 酷い奴とは判ってましたが、そこまでするかゲイツ…
# さんざん玩具にした挙句、最後にポイッと投げてるし。
## これじゃ折角の綺麗な死体の意味が無い。(ぉぃ)
### つうかこの情況だと普通は玉芳たんに向かって投げつけるだろ。(ぉぃぉぃ)
# 玉芳たんは別に怒らせなくても余裕で勝てる相手のはずだろうと思われ、
# 単にどんな反応をするかやってみたかっただけっぽいのが更に嫌ん。
# こういう突き抜けた悪役には逆にレギュラーになってほしかった気が。^^;
# そしてとうとう、というかやっぱり玉芳たんも退場です。;_;
# 玉蘭たんと一緒に、完全に吹き飛んでしまいました。

■美味し過ぎじゃねぇのか
玉芳を葬ったゲイツは、その余勢でクルーゾーのM9に照準を合わせた。
だがその銃身を撃つ者があった。宗介のアーバレストである。
宗介はアーバレストのラムダドライバを任意に起動する事に成功。
その能力はヴェノムを上回り、ゲイツを驚愕させる。
そしてクルーゾーのM9を盾にするゲイツのヴェノムを、宗介は
M9越しに破壊するのだった。

# スピーディで見事なアクションで、つい当たり前の様に
# 見てしまう中で、商店のネオン看板を踏み台にしても
# まったく壊さない(同じ事をしようとしたヴェノムは落ちた)等の
# 驚異的な性能を見せてます。
# ヤル気になっただけで、こんな事が出来るアーバレスト、凄ぇ。^^;;;;;;
# 後で兄上も認めてますが、本当に凄いのはかなめですが。
# そして、とうとう我等がゲイツ君も退場です。
# ガウルン君の後を継いでレギュラー化を期待してたんですが、
# モミアゲ、ちょっと伸ばし足りなかった様で。^^;
## モミ子ちゃんくらいあれば足りた?(意味不明)
### 流石に今度はガウルン君みたいな復活は無いかなぁ。
# 宗介の方はラムダドライバを使いこなしたと同時にアルとの関係も
# 変化しました。宗介の“考える事だ、相棒”という台詞が端的に
# 物語っていますね。
# “お前は私より冗談が上手い様だ”“肯定”は爆笑。
# “いいえ、イケます軍曹殿”はシビレました。良いなぁ。

■俺はミスリルに魂まで売った憶えは無い
作戦が終わり、アーバレストの回収を仲間に任せると宗介はかなめの
許へと帰っていった。そして後日、宗介は改めてミスリルに対し傭兵としての
契約内容の変更を迫る。それは兵士と学生、2足の草鞋を履く事を正式に
認める様に迫るものだった。情報部長は真っ向からその内容を否定。
しかし宗介の言い分は、少々強引ながらもミスリルとして不都合は無く
結果としてマロリー卿の承諾を得る事となった。卿の判断に異を唱える者は
無く、宗介とミスリルの新たな関係が結ばれるのだった。
そして癖のある部下ばかりで大変だろうとテレサを労う卿に対し、
彼女は素晴らしい部下達なのだと応えた。

# いやぁ、そう来るかという実に爽快なオチでした。^^;
# “ギャラ半額”ってのがマロリー卿の心に響いたらしい。(笑)
# かなめを連れてきたのは大方の予想通りレイスでした。
## それにしても、レイスが女性だったとは吃驚です。
## 顔がちゃんと見えないのが少々残念。
# レナード兄上は最後まで基本的に見ているだけでした。

■私達、まだ友達ですよね?
会議が終わり、宗介と二人だけとなったテレサは以前の出来事を甘え
だったと彼に詫びる。だがそれは宗介とて同じ思いであった。
そして宗介は部下と上官という関係では無く、友としての思いを
初めて素直に伝える。それは二人の間のわだかまりを解くのだった。

# 情報部の将軍相手には最後まで言い通した宗介本音モード。
# でも大佐殿のジィっと見上げる顔を見た途端に軍曹モードに
# 戻ってしまうのが流石です。(笑)
# 見出しにした台詞を言った時の大佐殿の縋る様な表情は萌え萌え。
# その後の展開は、多くは語りますまい。
# 大佐殿、可愛らし過ぎ。*^^*
# 何気に「お友達から始めましょう」な展開なのは気にしない方向で。(笑)

■どうしてあんたは何時も何時も
神楽坂先生の配慮で、無事に復学する事が出来た宗介。
宗介の暴走も含めて、元通りの日常を実感したかなめは想いを吐露して
彼の胸で泣いた。やがて落ち着きを取り戻した彼女に宗介は香港で彼女が
言いかけた事について尋ねるが、かなめは何でも無いと答えるのだった。

# 香港で言ったのと同じ台詞が多数交ざってますが、今度はかなめ自身の
# 想いが前面に出ております。宗介が馬鹿やって^^;それを諌める事で
# やっと日常を実感し安心したという事でしょうね。
## これが日常ってのがまた微妙ですが。^^;;;;;;
## そしてレイスが何か妙な味だしてますな。(笑)
## 冬こそオヤジスーツ着た方が良いんではないかと。^^;
### レイスが登場する『ふもっふ2』を見たい気が。
# 宗介に押し倒された神楽坂センセが頬染めていて可愛い。
# 折角のイイ所で思いっきり邪魔者な恭子ちゃん達が何とも。^^;
# そして最後の最後、かなめの表情が滅茶イイです。

# という訳で、とうとう終わってしまいました。
# ですが、いやもう、何の文句もありません。
# 最初から最後まで隙の無い構成と演出、作画レベルは高水準安定、
# 広げた風呂敷をスッと綺麗に畳んで見せてくれました。
# 見方によっては兄上の書き方が足らないと思われるかも知れませんが、
# 元々長編シリーズの一部であり今シリーズでは顔出し程度なのは
# 最初から予定された事なので仕方無いでしょう。
# 本格的に前面に出てくるのは、次のシリーズ待ちですかな。
# いずれまた、続きが描かれることを期待します。
# もちろん、同じスタッフで。

では、また。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■