12月に自衛隊のイラク派遣期間は切れるが、政府は更に1年の延長を決めようとしている。
 サマ−ワにいる自衛隊の主要な任務であった、浄水、給水の機能は既に、イラク側に移管され、現在はほとんど復興、人道援助の仕事はしていないのではないか。その上、地域の治安を担当する英軍、豪軍は来年5月までにはサマ−ワから撤退するという話もあるのである。こうなると、自衛隊の安全をどう維持するかの問題も出てくるのである。
 こんな状態になるサマ−ワに自衛隊が駐留する意味は、米軍を除いて各国が撤退ム−ドになっているなかで、アメリカに好印象を与えることしかないのである。
 一方、自衛隊は何もしていないじゃないか、という地元の不満も高まることになり、それに乗じて、武装勢力から攻撃される事態も予想されるのである。
 こんな意味のない自衛隊の駐留は止めるべきである。派遣延期ならその意味を小泉差総理は国民にきちんと説明すべきであるる。
 村上新八