GON wrote:

> 批判する側は、そうでなければこうすればうまく行くという対案を出すのは基本。
> でなければ、55年体制となんら変わりありません。
> 
> 変えようとする側は、何か問題があると思っているから変えようとするわけで
> それを批判する側は、そうでないならどうするかをきちんと言わないとダメです。
> それが言えないのなら結局は問題意識を持っている側の意見が通ってしまいます。
> 
> 郵政民営化反対を言っていた自民党議員もきちんと代案を出していれば
> マスコミも比較対象とすることも出来たでしょうし、そちらのほうがより国民の
> ためになっているとなれば支持も広がったはずです。
> 
> ところが、そういったことをやらずに単に小泉さんの手法を批判するだけに
> 終始してしまったことが、結局彼らには将来ビジョンを示すことができないと
> 思われて支持を失ってしまったと考えます。

ときどき視のGON氏が何を「目的」で意見を言ってるのかが紛らわしい場合があ
るようだ。この記事もそのひとつではないか。われわれから見れば疑問とされる
ような意見はyam氏のような馬鹿からは好意的に見られる。

ここでは、「政策を言う場合とその政策への反論のあるべき姿」と題して一般論
を語る場面なの?>GON氏 どうなの?>GON氏

そうではないでしょう。衆議院で可決されたが参議院で否決、党議拘束問題、め
ちゃくちゃ衆議院解散、総選挙、と言う風な流れを受けた今回固有の具体個性的
事態を見て政治的観点から意見を言おうとしているのではないですか?しかも、
出てきた結果=民主党敗退による与党の一人勝ち、これを不服としてわれわれは
思考を進めている。もし、この結果に満足ならばGON氏といえども党議拘束問題
や衆議院解散問題などは打っちゃっておいていいと思うはず。結果All Rightと
いうことでね。

ですから、飽くまでも、この結果から思考し始めなければならない。今回、「こ
の結果を招来させないための」反対案をどこでどのように出し、その上で返り血
を浴びないような国民へのアピールができたと言うのでしょう?と言う風に考え
るべきなのです。そんな反対案は不可能ですよね。よってyamの言葉にまんまと
騙されたGON氏のいう「対案問題」などはここでは無関係な話なのです。

> そもそも、郵政民営化法案が出てからも民営化の必要性を感じている人は
> 少なかったわけですから、反対派はやりようによっては十分巻き返しを
> はかることは可能だったはずで、結局は代案を出さずに旧社会党のように
> 批判だけに終始してしまったことは幅広い国民の支持を得られなかった
> 原因と言えるでしょう。

たしかに来るべき選挙で勝つためには普段から国民の信頼が受けられるよう心が
けなければならない。その都度の対案を出す努力などもそのひとつといえよう。
しかし、今回のこの選挙では参議院が否決した時点で、衆議院の解散・総選挙を
読み民主党自体として郵政民営化にどれほど賛成し反対するかもまとまりとして
は決まっていない段階において「対案」を出すことなど不可能。こんなドサクサ
の中で形ばかりのものを出しても却って叩かれる材料になるだけ。ようするに、
今回の選挙の結果を回避するのに「対案」如何は無関係。

> ここはyamの言うように代案を出すことで問題点をあぶりだす意味がありますから
> 責任野党は常に代案を持って批判できる体力を備えるべきと思います。

違います。まんまとyamに騙されましたね。まぁ、あとは「存在論」としての話
ではないし、GON氏の民主党への応援歌ですからお気持ちは大いに分かります、
としか申し上げれません。

GON氏のような「哲学」をもおもちの方には理数科の学習とは異なり、社会科学
と呼ばれる範疇の思考をするときに、ぜひ、心がけていただきたいことがあります。
       <「一般」は「特殊」を規定し無い>

       <規定すると言うのであればその
        「一般が」その「特殊」をも説明
        しきれることを証明してからにす
        べきである>

以上。

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太宰 真@URAWA