谷村sakaei wrote:
> 《中国人の頭の脳みそは19世紀の古味噌が詰まっている》

「19世紀の古味噌」がインスタントの20世紀味噌よりもまずいとは必ずしも
いえないわけだから、その中身を見ないことにはね。

> 中国はいにしえより、国が強ければ国境は拡張し、弱ければしぼんだ。
> 取ったり取られたりを繰り返している。
> 伝統的に拡大志向が強い。 
> 何しろ、『この地域はそもそもがみんな中国領土だった』と言う思い込みなのだ。
> 『自国の領土を回復して何が悪い?』
> と、いくらでも正当化できる。

これが19世紀の古味噌だというのであればインスタント味噌よりは遥かに味の
濃い味噌であるという点で中国人の頭に詰っている19世紀の古味噌のほうがま
ともではないかと思う。日本国民の頭の中にも同様な19世紀の古味噌が詰って
いて欲しかった。

> とにかく、周辺国にちょっかいを出し、いちゃもんをつけ、権益を拡大すれば国 
> 民は大喜びするのだ。
> 国は発展していると実感し安心する。
> だまし、ペテン、脅し、何でも良い。
> 無理やりごり押しして拡大すれば喜ぶ。
> 強くごり押しし、嫌がるものを無理やり取れば取るほど喜ぶのだ。
> 共産党に人気は出る。
> よくやっていると思う。
> 『周辺に拡大することを良し』としているのだから、理屈など通用しない。

日本人もこうでなければならないのではないか。現在でもこうであらねばならな
いとわたくしは考えます。世界は昔からこの点では大して変わってはいない。た
だ変わったのは、単なる昔風の荒削りで武力に訴えさえすればごり押しが可能だ
とするその考えなり手法なりが変わったのであってそれでは現在は目的を達し得
ない、と言う点が変わったのみ。

であれば、「手法」や「やり方」は「新しいもの」が必要にはなるが、「考え」
や「意識」がまずいあるいは誤っているとかだめだとかにはならない。日本の誤
りは、「手法」のみではなく、「手法」を施して得ようとするその「目的」まで
をも変えてしまったことではないか。日本人は大いに嘘つきになってしまった。

こういうと、それでは国際社会では常に紛争が耐えなくなって日本人自体が不利
益を蒙る筈だと。つまり、国家として損だと。しかし、それは真っ赤な嘘であり
大きな誤解だ。意識が常にそういうところにあったにせよ、「手法」としては
19世紀と比べ遥かに制限されたやり方しか取れない以上、結果として穏やかな
ところに収まることになる。心配無用。

選択する手法が「効果的」でなければならないとの要請は、「目的」を持って行
動する場合には自明であります。この「効果的に」を考えたときには各国の「野
心」などというものは殆どが大きな制約下に置かれる。なぜなら、相手も同じよ
うに考えているからであり、20世紀はそれを前提にしなければならないものだ
からであります。

> 中国人の頭の脳みそは19世紀の古味噌が詰まっている。
> このような人たちから見ると?
> 
> このたびの日本提案。
> (中国の非を咎めることなく控えめで、友好的で公平なものだが。)
> 
> 日本の主張する境界に押し込められ、お行儀よくさせられている。
> バカ犬が日本に調教されたようなもんだ。

実際そうでしょうね。だからそんなことでは彼らは聴く耳など持たないはず。む
しろ日本人の対応が間違っているのです。日本人にはなぜか日本国憲法前文で言
う文句を「実体化」して内面にに受容「すべき」であるし、したがって、相手も
「それを説得的に認めている」とする誤解に取り付かれている。間違っている。
連合国の諸国が日本国に前文を含めた現憲法案を突きつけたのは自分らも心底そ
う思っているし、自分たちもそのように実行するし、日本国との関係ではそれを
基準として行動することを約束したものではない。人に説得するにはそのように
言わなければならないから言ったまで。あたかも教師や大人が子供を説得する場
合に大いに似ているのであります。

よって仰るように、「ガス中毒」の危険性は大いにありえて当たり前なのです。
日本国民は国際社会の「実際」に目を当てるか「言葉」に目を当てるかの選択を
改めて為さねばならないのです。

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太宰 真@URAWA