Fumimaro wrote:

> 国会は、腐った議員で埋まっている、だから、国会に押しかけ国民が国会を占
> 拠して管理しなければならないことに気付く。

（１）なるほど。気持ちは分ります。しかし、それは未だ先のことではないで
しょうか？「腐った議員」を言う前に、「腐った国民」を言う必要がある。現在
のfjではここまでで話しは終わり、となるところでしょうが、わたくしは、更に
話を続けようと思う。

確かに「腐った議員」にしたのは「腐った国民」であります。しかし、では、

　　　　この「腐った国民」のままにしているのは一体誰なんだ、

を問うべきではないか。「腐った国民」であっても抹殺するわけには行かないで
しょう。抹殺すれば日本国は無くなてしまうもの。そうすることにより、今まで
見えなかったものが見えて来そうな気がするからであります。2005年後半からは
此方に話の視点をスライドさせてみてはいかがでありましょうか？

（２）勿論、「腐った国民」にしたのは「腐った国民」自身である。個々の国民
はそれぞれの能力やおかれている環境に制約されつつも、多かれ少なかれ自らの
「主体性」によって自らを方向付ける存在だからであります。しかしまた、国民
は、広い意味での「環境」に＜制約されつつある＞存在であることも確かであっ
て、この「制約」を明らかにすることは、

　　　　　　　　　“それでも”よりよい政治を！

を願う者にとっては欠かせないことのような気がする。したがって、勿論、この
提言は、誰かの、これまで言われているような非難を主たる内容とする、「責
任」を問おうとするものではない。誰かに「責任」があろうと無かろうと、結果
として＜悪しき政治＞が目の前に在るのならば、いくらかでもそれを＜良き政
治＞に変えていくべきだ、との当為に支えられた自然な人間の営みに他ならない。

（３）この観点から、わたくしは、Fumimaro氏の意見はまだまだ先の話であっ
て、社会に真実を提供すべき抽象的義務を負う立場の学者さんでさえ、朝から晩
までそればっかりやっているのに、国民の前に然としたものを呈示できないでい
る「恥」、また、教養あるものが自己の＜生まれ持った使命＞を果たさずに、こ
こは日本国であるにも拘らず、西洋風な哲学を振りかざし、なんでもかんでも
「個人がどんな考えをもとうと事由で俺に責任など生ずる筈が無い」、のような
問題に摩り替えて、＜自己の使命＞を全うせずに悪しき政治を助長させている
「恥」を問題にするものなのであります。此の観点からする限り、解明すべき点
はたくさんある。Fumimaro氏はやるべきことは未だ殆どやってはいない。やって
もいない者がもう既にやり尽くしてしまったかのような意見を言うのはおかしい
ではないか。

なお、わたくしは、上述の意味での、

　　　　　　　日本国民として為すべき当為を「使命＝責任」、
　　　　　　　それへの違反を「恥」、

とし、これを新しい議論上のタームに用いようと思う。

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太宰　真＠URAWA