今岡、矢野のあまりに鮮やかすぎる一発攻勢に狂喜乱舞していると、
ふと頭をよぎったのは投手井川。この時かすかにイヤな予感を覚えたが、
それがものの見事に的中してしまうとは。
もはや怒りを通り越してすがすがしささえ感じてしまう背信投球。それも同じ
中日相手に年間3度とはやれと言って出来るものではない。

仮にこの3戦、すんなり取っていれば6.5差で今頃左ウチワですわ、
と意味のないタラレバでも言わんことにはなんとも収まりがつかない。

8月上旬のナゴド決戦と同じ井川で大逆転負けを食らい、ゲーム差も0.5差と
まったく同じ状況となったが、当時と大きく違うのは残り試合数と両チームの
消化試合数。これらを考慮すれば実質逆転されたと言うに等しい。
前回はその後連勝して突き放すことができたが、今回は2連戦となったことで
たとえ今日勝っても1.5差しか離せない。中日は阪神以外の4球団には絶対
的な強さを誇っており、今後中日と対等に戦えるだけの材料があるとは思え
ない。他球団の中日叩きという他力本願もほとんど望むことはできない。

この1敗で阪神は本当に苦しくなった。

仮に今日落とせば、首位陥落とともに阪神は終戦を迎える。ビハインドの
0.5差はとてつもなく大きい。
それほど今日の試合は年に一回あるかないかの絶対に落とせない試合となる。
まさに崖っぷち。阪神の優勝は、すべて今日の試合にかかっている。

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Takachan
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