31日バクダッドでシ−ア派の祭礼に集まった何万の群集のなかで「爆弾テロがいる」との一声で、大混乱になり、600人とも1000人とも言われる死者が出るという悲惨な事件が発生した。
 死者のほとんどは女、子どもで、将棋倒しによる圧死や川に飛び込んだための溺死であったという。
 憲法草案可決に不満を抱くスンニ派によるシ−ア派の祭礼を狙った犯行ではないかとの見方がなされている。
 その真偽はともかく、このような爆弾テロは防ぎようがない。祭礼に集まる何万の群集を一人ひとりセキュリティチェックをする訳にはゆかないからだ。
 このような事件を防ぐためには、当分の間
教会が自発的に、大勢の人が集まるような形での祭礼を中止するしか手はあるまい。
 村上新八