キラ達は、一体何がやりたかったのだろう。
何をしたいのだろう。
ジブリールを取り逃がしたのは、オーブの失態である。
その結果、プラントで大惨事を招いてしまった。
ジブリールはもはや狂気に駆られている。

その一方で、遺伝子による管理を目指すデュランダル。
彼もまた狂気である。
遺伝子をいじってある分コーディネイターにはまだ色々選択の余地は残るだろうが、親の持つ遺伝子以外に他の要素が入り得ないナチュラルでは、生まれる前にその適正が既に決定してしまっている、人間性の成長が認められぬ管理社会、それを目指しているデュランダルの政治姿勢は、ラクスは陣営しかまだしれていないのが辛い所。
何せ、一般社会の中では、悪の権化ジブリールの手助けをしてしまっている形で、ザフトこそが正義の味方であると定着してしまっている。
ここで、続戦国自衛隊での天海の台詞を。
「戦(いくさ)は、善と悪の戦いではない、悪と極悪との戦いなのじゃ」

それにしても、制作陣、何を言いたいのかよく分からんのですが。
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大島 敬行      ooshima@janis.or.jp
よかったら見てね     「梨の観察記録」
http://www.janis.or.jp/users/ooshima/