Path: ccsf.homeunix.org!CALA-MUZIK!news.yamada.gr.jp!not-for-mail From: =?ISO-2022-JP?B?GyRCN0hCUyF3GyhC?= Newsgroups: fj.rec.animation,japan.anime.pretty Subject: SPEED GRAPHER =?ISO-2022-JP?B?GyRCQmg9PTheT0MbKEI=?= Date: Sun, 21 Aug 2005 00:10:31 +0900 Organization: Public NNTP Service, http://news.yamada.gr.jp/public.html Lines: 184 Sender: keitai@fa2.so-net.ne.jp Message-ID: NNTP-Posting-Host: p8bad8a.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP X-Trace: zzr.yamada.gr.jp 1124550627 11682 210.139.173.138 (20 Aug 2005 15:10:27 GMT) X-Complaints-To: usenet@yamada.gr.jp NNTP-Posting-Date: Sat, 20 Aug 2005 15:10:27 +0000 (UTC) X-Newsreader: Datula version 1.51.09 for Windows Xref: ccsf.homeunix.org fj.rec.animation:4318 japan.anime.pretty:2686 携帯@です。 もの凄く間隔が空いてしまいましたが。 スピードグラファー第十五話『濡れ女地獄』について雑感など。 例年通り、黒ミサの準備のために記事投稿を後回しにしてました。 スピードグラファーの本が出ていないのか探し回ったのですが、戦果は一冊…。 # 雑賀×神楽たんでした。 実は後で公式サイトを見ると企業ブースで何か出ていたらしいのですが、流石にそこまで 遠征する気力は無く。 ■もみ消された事件 雑賀「どこにも載ってねぇ。あれだけ大勢のマスコミが現場にいたのに、圧力か。この国    はマスコミまで腐ってやがる。だが、あいつが俺たちを放っておく筈がない」  結婚式の現場から神楽を救出した雑賀。東京を出るべく神楽を連れて地下鉄に。教会で の出来事はテレビで実況中継までされていたにも関わらず、新聞にはその記事は全く載っ ていなかったようです。テレビで生中継されてしまっているのに!! きっと今頃はネット で祭状態になっていて、各マスコミは問い合わせへの対応に追われていそう。もっとも、 スピグラ世界では天王洲グループがネットまでも支配しているのかも。 # なおその頃、ひばりたんは椎名君を巻き込んで酔い潰れてました。涙を浮かべて寝てい # るひばりたん。 ■北へ 神楽「あ…海! 子どもの頃、人魚姫の絵本が好きでした」 雑賀「お前は今でも子どもだ」 神楽「人魚姫は、海の底に暮らしていて、十五歳になったら海面に出て、外の世界に出る    ことを許されるんです。それで、船の上の王子様を見たんですよ」 雑賀「俺は、王子様じゃない」 神楽「フフ…雑賀さんたらおかしい。只のお話です。フフフ…フフフ…」  雑賀と神楽は、月島(有楽町線)→西日暮里(京浜東北線)→大宮を経由した後北へ向 かう電車のボックスシートに。途中、失踪人として雑賀辰巳を捜すポスターが貼られてい たり、電車の中でも雑賀辰巳の絵がディスプレイに映し出されていたりするんですが、雑 賀はそれで変装しようとか全く考えたりしないんでしょうか? それでも、誰にも気付か れていないのが何とも。  神楽の手を引き進んで行く雑賀。しかし、雑賀も神楽も浮かない表情。どうも、何処に 行って良いのか、どうしたら良いのか判らないからが故のようですが…。前回、神楽を奪 った時は雑賀も神楽も自信満々な様子だったのに、一晩でここまで態度が違うというのが 何とも。現実に気が付いたってことでしょうか。  海を見て、人魚姫の話を持ち出す神楽たん。その結末を考えると、何だか縁起でも無い 話を持ち出しているような。  その頃、辻堂達はある女性と海沿いで待ち合わせ。その女性はかつて映画に一本だけ出 演したことがあるだけあって美人。だが、話すことが出来なかった。  雑賀達が北に向かったと警察から連絡を受ける新治。何だ、結局あっさりと見つかって いたのね。 ■神楽、発熱 神楽「人魚姫は美しい声を失った。魔女から、人間の足を貰った代わりに、王子様に会い    に行くために。私は、何を失ったんだろう」  自由を得た代わり、母を失ったことを思い出す神楽。  雑賀に寄りかかる神楽は高熱を発していた。 ■死に神の顔 辻堂「弦巻ミハル。5歳の時に母親が無理心中を計った。母親は死に、彼女は生き残った。    それ以来、一切喋らない。一度だけじゃない。母親はそれまでも、何度も娘を連れ    て海に飛び込んだらしい。何度も殺されかかったんだ」 新治「はー。可哀想な女だ」 辻堂「薄幸の美女を哀れに思う男は沢山居る。お陰で食いっぱぐれが無い」  今度の刺客であるらしい女性、弦巻ミハル。辻堂達が気付くと、その姿は水の中へと消 えていた。水中から追いかけたんですか…。それでどうやって雑賀の行き場所が判ったん でしょうか。匂いとかでは無さそうですし。 ■意外と格好悪い 雑賀「(そうだ。俺は神楽の残り少ない命を俺一人で見届けようとしている。俺の目が見    える間に。…まるで心中だ)」 (中略) 雑賀「意外と…なんだ」 神楽「雑賀さんて、凄い人だと思ってた」 雑賀「あ」 神楽「けど、意外と、格好悪い」  熱を出した神楽のため、鉄道を降り車で山奥の宿へと向かおうとした雑賀。  車はオンボロで、中々エンジンが掛からず苛つく雑賀は、雑賀がいるなら死んだって良 いという神楽をつい怒鳴ってしまう。苛々していることを神楽に指摘された雑賀は反省。 そんな雑賀のことを神楽は意外と格好悪いと言うのでした。  確かに雑賀は凄い力を持っている一方で、意外とやることなすこと格好悪い。でもそこ が良いと思います。 ■冷たい唇 雑賀「あんた、俺を知ってるのか? いや、知らないなら良い。会ったことがある気がし    た。誰にも会いたくないんだ、今」  山道を走る車。周囲はやがて霧に包まれ、前に現れた人影に車は急停車。  その人影=弦巻ミハルが口が利けないことに気付いた雑賀は、ミハルに身振りで車に乗 せてと言われても、他を探せとつれない態度。追われている身とはいえ、ちょっと酷い態 度。  するとミハルは雑賀の手を引き森の中へ連れ込み、いきなり口づけを。  前回の次回予告でのキスシーン、神楽たんとやっているのかと思ったら、ミハルさんと だったんですね。何かミハルの身体から粘液が出ているみたいなのが嫌ぁぁ。 ■幽霊なんかいない 雑賀「幽霊なんかいない。俺は何度も人が死ぬのを見た。死んだら、それで終わりだ。幽    霊が居るのは映画の中田。会ったことがあるんじゃない。昔、映画の中で見たんだ」  ミハルを突き飛ばして車に戻った雑賀は、ミハルの唇の冷たさを感じていた。  夜になり、未だ走り続ける車。熱の所為か、暑いと訴える神楽。  窓を開けると霧が車内に流れ込み、今度は神楽は寒いという。  後部座席にミハルの姿を見たような気がした雑賀。  だが、そこには誰もいなかった。  雑賀は、ミハルが昔見た映画に幽霊役として出演していた口の利けない女性で、その映 画の監督とミハルは心中して多額の生命保険を受けたというゴシップを思い出す。 辻堂「弦巻ミハルは、恋仲になった男と次々に海へ飛び込み、その度に自分だけが生き残    った」 新治「心中が癖になっちまったのか」 辻堂「水の中こそ、あの女にとっては母親の羊水。そこだけが安らげる場所何だろう」  そんなに何度も心中から生還する女性が居たら、警察辺りに殺人でもしているのかと疑 われそう。少なくとも、生命保険は受け取ることは出来なさそうです。 ■やっと死ねる  霧が普通の霧で無いことに気付いた雑賀達。  雑賀は霧の中に何かがいると感じて車を停め、カメラを手に車外へ。  そこは滝の近く。水流が雑賀に襲いかかり、雑賀はカメラの能力を使うが、レンズが水 滴で曇っていたためにピントが合わず自らが吹き飛ばされてしまう。そして、水の中に雑 賀は引き込まれてしまう。  雑賀を追って車の外に出た神楽は、雑賀が水中に引き込まれたと知ると自らも水の中へ。 ミハルの母「ごめんねミハル。お母さんを許して」 ミハル「お母さん泣かないで。又行こうよ一緒に」 ミハルの母「あ…」 ミハル「あれをしようよ」  水中で人魚となったミハルに口づけされる雑賀はこのまま死ぬのかと思う。  それも良いかと思う雑賀。ミハルは美しい人魚から化け物の姿に。  そんな二人を引き離したのは、何と神楽。  神楽はミハルの身体にしがみつき、その姿にミハルはかつての自分と自分の母の姿を思 い出す。  母親と心中→失敗している内に、自分から心中を言い出すようになってしまったんです ね。あれをしようよというミハルが嬉しそうなのが嫌ぁぁ。  ミハルが神楽の姿を見てこれで死ねると思ったのは、「生きたい」と強く願う神楽の姿 を見たからなのかな。 ■望みは叶ったってことか  辻堂達の上に降り注ぐ光る雨。  辻堂はその匂いから、ミハルが力を使いすぎて自滅したことに気付く。  それと同時に、ミハルの望み=死ぬことが叶ったことを知るのだった。 神楽「やだな、雑賀さん。そんなに簡単に死にませんよ」 雑賀「だよな。死ぬ訳無いんだ。お前が」 雑賀「(俺は間違っていた。お前を治す方法を必ず見つけてやる)」 雑賀「死なせない。俺が」 神楽「やっぱり、かっこわるい」  神楽を助け出した雑賀は、溺れかけた神楽を蘇生させる。  死ぬな神楽と涙を流している雑賀の顔を見て、神楽はやっぱり格好悪いと言う。  神楽を抱きしめて、この後はキスシーンになだれ込むかと思ったんですが、今回は取り あえず抱きしめるだけでした。 ■次回予告 第十六話『半期決算報告』 「かつての記憶は死の匂い。次回、スピードグラファー『半期決算報告』予言。拡散する 女神」 では、第十六話の記事に続きます。 -- 携帯@ mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp