日本軍による略奪などの蛮行の根源は、補給を考えないで
過度に精神性に頼った作戦にあったようですね。

日本兵の死因の大部分は餓死や病気によるものであって
鉄砲の弾に当たって死んだってのはほとんどなかった
ようです。恐らく餓死や病気で死んでいった多くの日本人は
心優しい方だったと思います。しかし、中には生きるために
仕方なく民家に押し入って食料を略奪したりした者もいたん
でしょう。そういった兵士の行為によって被害を被った人たちが
日本に対して恨みを持っているんだと個人的には思ってます。

今までは、日本人は大陸で何て野蛮なことをやったんだろうって
漠然と思ってましたけど、そもそも、そういう状態にさせたのは
補給も考えないような馬鹿な作戦を組んだ戦争指導部であって
そいつらが一番悪いんですね。

そう考えると、一億層懺悔などと言って自分らの戦争責任を
曖昧にして、さらに靖国に一緒に祭って貰おうなんておこがましい
ことをやってる連中は、餓死や病気で死んでいった多くの戦没者や
その遺族のことを考えてもっと自重してもらいたいものです。