先制するも井川の久々の背信投球で即座に追いつかれ、序盤の
拙攻で得点できずに終盤リードを奪われるという絵に描いたような
負けパターンだったが、片岡のあまりに劇的すぎる満塁一掃逆転
二塁打で井川の負けも吹っ飛ばしてしまった。
故障で出遅れ、復帰後もほとんど仕事らしい仕事をしなかった片岡が
拙攻のレギュラー陣に代わって救世主となるところに、阪神の真の
強さというものをひしひしと感じる。

球児の失点も実に久々の光景だが、ホールド記録はリードを保って
の降板であれば確か継続されるはず(確かでないですが)。真中の
完全な読み勝ちであれば矢野にも責任がある。まあこんなこともある
程度に切替えればいい。
これでセ50勝一番乗り、貯金20にも王手をかけ、破竹の10カード連続
勝ち越しもホールドした。

そろそろマスコミやファンの間でマジック皮算用をし始めたが、まだ早
すぎるという感じもしないではない。まあこれだけの独走状態となれば
気持ちはわからんでもないが、あれだけ大独走だった一昨年でも皮算
用はマジック点灯の直前だったような気がするのだが。

とはいえメークドラマ再現にも12.5差と引導を渡し、星野SDの台詞通り
追いかけて来るチームは完全にいなくなってしまった。

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Takachan
takatsuka@k3.dion.ne.jp