イギリスG8サミットで「テロに屈せず、断固戦う」という決議をしたことは当然である。 昨年3月のスペイン、マドリッドの列車同時爆破テロと、今回のロンドンでの同種のテロとテロの系譜をたどると、次ぎのテロの標的は日本ということになると考えてもおかしくはないのではないか。
 スペインでのテロは、イラク派遣軍の数でふスペインが米英についで大きかったことによるものであろうし、ロンドンでのテロは、イギリスが「アメリカのポチ」視されていたことに起因するものであろう。
 スペインよりイギリスが先に狙われても当然であったが、イスラム移民に寛容なイギリスには200万人ものイスラム教徒が住んでおり、アルカイダのアジトも多いらしいから、そられのアジトを温存するために、イギリスでのテロは後回しにしたとも考えられる。   次ぎが日本というのは、日本の自衛隊のイラク派遣はあくまで人道支援、復興支援目的となってはいるが、アメリカのイラク支配に加担していることには変わりない、という理屈で、人道、復興支援名目であっても容赦はしないぞ、というイスラム過激派のメッセ−ジを世界にぶつける狙いでやるのではないか、という推測である。
 これが杞憂であることを願いたいが、その覚悟の上での防備に努めるべきである。万全の防備などはありえないけれども。
 村上新八