そこまで我執を張るのか小泉総理
郵政民営化法案は衆院を辛うじて通過したが、参院では18票が反対に回れば、否決となり、衆院に回付されても可決には2/3の賛成を要するから、それは絶望的である。両院協議会に回されても、合意は困難となればこの法案は廃案の運命となる。
小泉総理は、G8出発前に記者団に「参院で否決されたら内閣不信と考える」と答えて、衆院解散の決意であることを表明した。
反対、欠席、棄権は処罰すると威嚇するは、公明党からは「推薦しない」と脅しは掛けるは、さんざんならず者の恐喝まがいのことをやっておいて、その上、参院で否決なら衆院解散とは呆れてものが言えない。
小泉総理の頭のなかには、「郵政民営化」と「靖国参拝」しかないようだ。
「本丸」と言ってきた目玉中の目玉の我執法案がこんな体たらくということは、明確な「小泉止めろ」のサインなのだ。それにも拘わらずこんなくだらない法案をめぐって膨大な税金を投じて総選挙をやるというのはもはや総理どころか政治家としても欠格と言うほかあるまい。
村上新八
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