私は、満月より三日月が好きだ。
三日月は、何か絵になる。絵のネタがこころを満たしてくれる。

絵と云っても、画用紙に書く絵ではない。
人生模様のこころの画のことである。

人の世の移ろいやすく、又はかなさをこころで描くとき
夜空を眺め・・・
過ぎし歳月の良いとこ取りの想いにふけったり
悲しみの日々を思い出したり・・・
そのさまざまな思いを振り返るに、晴れた夜空の三日月は
私に取っては心地よく、描くアシスタントになってくれるのだ。


 
nakanishi