狂熱的な異教徒虐待＆殺戮愛好者ブッシュ、
そのブッシュによるイラク侵略戦争を、
国際社会に先駆けて吾れ先にと真っ先に、積極的に、
小泉首相が支持するところからすべてが始まった。
（“不戦の誓い”などというものはとんでもない偽物）

先に行われた米大統領選。このとき最もやきもきしたのは、
ほかならぬ当のコイズミ。というのも、万が一、
ブッシュが敗れるような事態になれば、コイズミの戦争支持は、
鮮明な汚点として国内外に浮き彫りにされるからである。

妙案として浮かんだのが、日本の郵政の民営化の速やかな実現、つまり、
３５０兆円を米国保険業者向けに風通しをよくすること、であった。
コイズミから約束を得たブッシュは、米国保険業界との公約をとりつけ、
まんまとケリーとの鍔迫り合いを制した。
私は、ブッシュは落選すると思っていたが、斯かる隠し球があるとは
知らなかった……。

コイズミにとっての次なる重要なる任務は、
ブッシュをして“公約違反者”の烙印が押されないようにすること。
コイズミはサミットでのブッシュへの土産に、
せめて郵政民営化法案の“衆院通過”だけは携えなければならない。
そのためには、すべてを擲ってまでも、コイズミは我を張る、
これが、日本の政治の実態だ。