不人気なことには触れない自民党都議選
都議会選挙戦が開幕した。各党幹部が競って応援演説をやっている。小泉政権樹立直後であった前回選挙と違って、今回は小泉追い風もなく、総理も応援演説には立たないようである。
都議会選挙は地方選挙だから、国政とは直接的な関係はないが、東京都議会の場合は候補者も無所属が少なく、政党所属がはっきりしているから、その関係で都議戦では、各党とも国政に言及した演説を行なうのが常である。
前回は「自民党を変える」などという威勢の良い演説もあったが、今回の選挙では
「次の総理も、その次の総理も靖国神社に参拝して欲しいとまで言ってのけた自民党右翼の安倍普三氏も「靖国問題」や「郵政民営化」問題には全く触れない演説をしている。
つまり彼も、この二つが都民には受けない、反対が多い問題であることを知っているから、それには触れないようにしているのだ。これを「ずるい」とまでは言わないが、選挙のときは不利なことは口をつぐんで、選挙が終わると、声高に言い始める、それが「哲学なき政治家」のやり口であることがよく分かるということである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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