自民党の議員が、酒を飲んで委員会に出席したという問題を社民党の安倍智子議員が指摘して、非難したり、民主党が飲酒議員に対して懲罰動議を提出した事案があった。
 これについて、自民党の久間総務会長は「飲酒くらいで懲罰などと騒ぐのはおかしい」と発言した。
 これは不適切な発言だ。民間会社なら、執務中に飲酒していることが発覚したら、懲罰に付されるのは当たり前である。従業員服務規定にも明記している会社もある。
 このくらいならよい、と飲酒の限度を決めるのも難しいし、これを放任したら、国会審議が酔っ払い審議になり、喧嘩がおっぱじまらないとも限らないのだ。
 久間議員のような「ゆるふん」意識では、緊張感を持った真剣勝負の国会審議などとてもできまい。
 村上新八