濱中の復活弾に、一時は同点に追いつかれた直後に飛び出した値
千金となる今岡の満塁弾。その一発と時をほぼ同じくして日本のW杯
出場が決定し、中日もヤクルトも敗れて首位とゲーム差なしに並んだ
今日は、さしずめ年に数回あるかないかの至福の一日になったといえ
よう。

6連投で同点に追いつかれてしまった球児だが、まあこれは疲れが
どうのこうのというよりは、シーツの不用意なエラーがすべてだった。
今までどれほど球児に助けられた場面があっただろうか。失点した
ものの自責点は0。同点に追いつかれての勝利は本来なら恥ずべき
勝利となるところだが、今までの働きからすれば1勝でも足りないぐら
いだ。

杉山は今季最高の出来と言っていいだろう。アクシデントがなければ
当然行けるところまで、少なくとも7回のイニング最後まで行っていれば
球児の起用は回避していたかもしれない。先発の資質には指先のデリ
ケートな部分にまで気を遣うことが要求されるだけに、次回の登板には
十分な手入れをして臨んでほしい。

気になるのは明日のデイリーの一面がどっちで来るかということだが、
他紙はサッカー一色になることは間違いないだろうから、ここはやはり
今岡の満塁弾で飾ってこそデイリーの面目躍如と言えるだろう。

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Takachan
takatsuka@k3.dion.ne.jp