交流戦後半のヤマ場と踏んだソフトバンク−千葉ロッテの6連戦は、
結局甲子園でまさかの1勝に終わってしまった。
連敗で迎えたソフトバンクとの3戦目、金本が死球を食らった試合
などは3連敗阻止という意味でも、またやられたらやり返すという意味
でも、是が非でもモノにしなければならない試合だったのだが、あと
一歩のところまで追い込みながら届かなかった。

甲子園での3連敗などまったく予想していなかっただけに、この後の連敗
地獄を覚悟したが、首位ロッテに対しては今岡の怒りの一発が炸裂し、
3戦目もほぼ敗色濃厚の試合を濱中の一打でなんとか引き分けに持ち
込むなど互角に渡り合えたことは、チームの状態が決して悪くはないことを
物語っている。

そんなチーム状態の中にあって、心配していたとおり球児が打たれ出し始
めた。疲労の蓄積がその原因であろうことは容易に想像できるが、今日も
1イニングを投げて4連投となった。
同点ながら絶対に落とせない、ということを考えれば今日の登板は仕方ない
のだろうが、やはり球児の場合試合数云々というよりも変化球を交えたコンビ
ネーションの攻め方、といった投球内容の点なども考えていかなければなら
ないのではないか。今のままの直球主体では、どう考えてもシーズン通しては
厳しいだろう。

ようやく長い9連戦が終わった。次節はオリックス−日本ハムとの6連戦だ
が、日本ハムは甲子園で、そしてオリックスは神戸に大阪と引き続き地元に
居座る一週間となる。たった一日の休養で遠征では疲れも抜けにくいだけに
阪神にとっては好条件の日程と言える。
パ・リーグの上位チームとの対戦も終えたこともあり、ヤクルト、中日が勝って
1ゲーム差がついたが、この差はまったく気にする必要はないだろう。

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Takachan
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