1日、対馬沖の日本の排他的経済水域内での韓国漁船の不法操業で、日本の警備艇がこれを追跡、接舷して係官3名が飛び移ろうとして1名が海に転落、その救助作業中に韓国漁船は係官2名を載せたまま韓国水域に逃走。再度捕捉した時点で韓国警備艇も到着。違法操業の捜査権をめぐって、韓国漁船を挟んで双方の折衝が続いている。
 日本の排他的経済水域内の事件だから日本に捜査権があるとの主張に対して、韓国側は自国側で調査すると固執しているという。
 国際法では、日本の主張が正当だが、韓国がゴリ押ししようとしているのである。丁度訪韓中の逢沢外務副大臣に対しても、韓国外務次官が「日本の警備艇に撤収するよう指示して欲しい」とまで要請したそうである。
 日本はいま「靖国参拝」問題などで受身の立場にあるはずだからと、ここでゴリ押しすれば通るとでも思っているのであろう。が、このような韓国の姿勢は全くよくない。韓国は国際法にのっとって筋を通した対応をすべきである。日本も安易に譲歩すべきではない。
 村上新八