ゴールデン・ウィークは4勝5敗で終わった。内訳は広島に2勝1敗、
横浜に3連敗、楽天に2勝1敗でした。1戦づつ振り返りましょう。

4/29(金)12-4
キャプラーがようやくレギュラーから外れ、清水が2番に入った。
二岡が7番降格など色々と手を打ってきた効果が現れたのか
高橋由の3ホームランなどもあり大勝した。
投手陣では内海が7回を投げて3失点とまずまずの内容だった。
そして、ようやく清原の500号が出たのも嬉しかった。

4/30(土)5-6x
2回勝ち越しするも、リリーフが打たれてサヨナラ負け・・・
こう言う試合を確実に勝つのが名将と呼ばれる人物です。
こう言う試合を落とす人物は監督に向きません。
先発の小山田に苦しみ6回まで0行進、それを代打の斉藤が
ホームランで同点、勝利の方程式の林が出てきて早々に
新井にホームランを打たれ同点に・・・
9回に代打、江藤のツーベースで再びリードするが、
抑えの久保が前田に同点ホームランを浴びて延長へ・・・
あとは、岡島が犠飛を打たれて万事休す・・・
こう言う試合を勝てないチームに優勝(いやAクラスかな?)
などできないでしょうね。(最下位脱出も無理かも・・・)

5/1(日)7-4
ルーキー野間口の初登板。悪天候の中良く投げました。
最後は2本ホームランを浴びたが、仕方ないでしょう。
初登板にしては満点です。
打線も初回に清原、そして小久保の2打席連続ホームランで
順調に点を重ねて野間口を援護した。
最後は天候にも助けられたが、開幕3連敗を喫したチームを
2勝1敗の勝ち越しは大きかった。ただ、これが本拠地の
横浜戦に繋がらないのが痛かった。

5/3(火)4-5
広島に勝ち越し、これからと言うところで高橋由、清原の名前
がスタメンから消えた。何で?
清原は腹痛で緊急入院、高橋由は右肩肩甲骨付近の筋肉の肉離れ
だった。幸い清原はすぐに復帰出来たが、広島戦で3本ホームランを
打つなど好調だった高橋由の登録抹消は痛かった。
試合は、高橋尚が好投を見せ7回を2失点でマウンドをリリーフに
渡す、ここからが堀内の腕の見せ所だが、やっぱりやってくれました。
8回の前田は良かったが、9回右打者から始まる打順で左の佐藤を
ぶつけた。余程、広島戦での林、久保に腹が立ったのでしょう。
その起用が見事に当って、4人打者に3本ホームランを打たれて
逆転負け。低反発でボールが飛ばないはずなのに続けざまに3本も
打たれる佐藤も凄いが、横浜打線も見事だった。
あの場面は久保を信頼して使うか?シコースキーを使うのがセオリー
だと思うが、堀内にはそれすら出来ない。
こんな監督では勝てないと言うことを実証した試合でしょう。

5/4(水)3-9
こんな酷い上原を見たのは初めてかも知れない。まあ、裏切り者の
上原にはこれぐらいの天罰が当っても仕方ないのだろうが・・・
上原は3回1/3を8失点、しかも多村1人に2ホームラン7打点と多村
1人にやられた感じです。4回でこのゲームは終わった。

5/5(木)2-3
内海が5回まで好投を見せたが、6回にワイルドピッチで点を許すと
2点タイムリーも浴び、3失点の好投にも関わらず、味方打線が土肥
を打ち崩せず、3連敗。
打線と言えば、遅ればせながらようやく、仁志を1番から外した。
仁志を9番に置き、登録抹消の高橋由に変わって昇格した矢野を
スタメンに使い、ホームランを打つなどしたが、遅きに逸した
感があるのは私だけでしょうか?
しかし、横浜にはクルーンと言う大(第)2魔人が現れるのに
巨人はミセリです。この差は何?当然、フロントの差ですよね。
金はあっても労を惜しむからでしょうね。良い者は足で見つけないと・・・
選手にだけ金を使うのではなく、フロントやスカウトなどにも
金をかけないと他の球団とどんどん差が付くような・・・
結局、横浜に3連敗して最下位のまま交流戦に突入することとなった。
ところで、長嶋一茂って何をしてるの?長嶋茂雄氏の通訳だけ?


5/6(金)8-6
いよいよ、交流戦が始まった。歴史的瞬間です。
工藤が好投を見せ、9回に仁志の2ランなどで8対2と楽勝に思える
展開も巨人は安心出来ない。横浜戦の失敗を肝に久保を最後の
マウンドに送るが、一度失った自信を取り戻すことは出来なかった。
見事に満塁ホームランを浴びて2点差。林がどうにか最後を締めて
勝ちはものにしたが、この展開を楽勝にできない巨人の今後に
不安が残った1戦でした。

5/7(土)12-6
野間口、一場のルーキー対決。一場も本来なら巨人に入っていたのだが、
これは言っても仕方がない。序盤、中継が始まる前に6対4と大味な
展開になりかけたが、3回以降は両投手が落ち着きを取り戻し一転、
投手戦となる。7回8回に一場が打たれ8対4となり、9回に有銘から
4点を奪ってゲームを決めた。野間口に完投させるかと思ったが、
8点差で前田を投入し、その前田は2ランを打たれるから面白い。
この場面、色々と意見はあるだろうが、野間口を完投させるべき
だったような気はする。または、昨日打たれた久保にチャンスを
与えるとか・・・前田の起用は、解説の川口氏は0点で9回を締めたかった
からだと分析したが、結果は2ランを打たれ、次回の登板に不安を
残す結果となってしまった。

5/8(日)1-4
岩隈に脱帽。先発の高橋尚は登板数6で0勝3敗と勝ち星に恵まれない。
時たま、140キロの伸びのあるストレートも見せるが、抜けたような
球も相変わらず多い。その斑が勝ちに繋がらないのでしょう。
巨人打線は岩隈から8安打放つもののクリーンアップのヒットは
わずかに1本。これでは勝てない。まあ、この試合は岩隈を褒める
しかないでしょうね。ただ、投手で勝てないチームなのだから
打線で点を取る工夫が欲しい。まあ、この打線ではサインも出し難い
のは分かるが、良い投手には打者任せにせずに、ベンチも動くべき
だと思う。しかし、初回と3回以外は、2死からしかヒットを打たせない
岩隈はやはり凄い。

昨日の1敗で20敗一番乗りとなったが、今のままでは交流戦が終わる
頃には、40敗ぐらいしてそうです。最近は、本当に負けても腹が立たない。
それよりも、本当に最下位で終わるか楽しみなぐらいです。
どちらにしても読売は堀内を解任はしそうもないし、巨人改革の
為には中途半端に勝つよりは、徹底的に負けてしまった方が次の
監督もやり易いでしょう。ただ、それが監督1年生となると話は
別だが・・・

楽天の三木谷オーナーは、Jリーグの監督は素早く更迭し、GMも解任
した。Jリーグの場合、下部リーグに降格があるからだ。
野球には降格がないので我慢しているのだろうが、やはり、楽天の
ようなチームは百戦錬磨のベテランの監督の方が良かったでしょうね。
田尾監督は、「伊達に何十年も野球で飯を食ってない。」と言った
ようだが、監督は1年生ですからね。
堀内も口は上手くても、選手を納得させて上手く使う能力はないこと
は確かだ。OB会が江川、中畑世代と広岡などの世代とで意見が割れて
いるようだが、話ている次元が低い。茶髪やピアスが悪いとか
そんなのはプレー以前の話です。刺青をしようが、素晴らしいプレー
でファンを魅了し、チームを勝ちに導ければ良いだけです。
そのために何をするのか?それが巨人には見えていない。
このままでは一時期の阪神のような低迷期になるような気がしますね。
今のままでは優勝は4〜5年はないでしょう。
今すぐにフロントの改革、スカウトの育成、広島のように海外に
野球学校を作るのも良いでしょう。まずは、外堀から強いチームを
作る形を整え、内側も良い指導者を連れてくるなどして改革を
進める必要があるでしょう。
ともかく、堀内が早く辞めて強い巨人が戻ることを願うだけです。