SPEED GRAPHER 第二話
携帯@です。
第一話に引き続いて、
SPEED GRAPHER 第二話「唸る札束」について雑感など。
^L
■全体を通して
ヒロイン、天王洲神楽の視点で見た第一話ラストまでのお話です。
公式サイトを見ていると、神楽が母、神泉に苛めを受けていることは判るのですが、そ
の苛めの内容はちょっとセコくて微笑ましい…。
と思ったら、秘密倶楽部の年会費を払えず自殺に見せかけられて殺されてしまう(しか
も1万円足りなかっただけで!)大塚社長や神楽の苛めに母親に注意しに行った若葉先生
がお金で釣られて返り討ちにあったりと、色々な意味で衝撃的な展開。そして止めはエン
ジェルの手です。
こんな異常な環境で良く神楽は暮らしているなと思いますが、やはり逃げ出したいよう
で、雑賀と神楽の逃避行という感じの話となっていくんでしょうか。
■OP
前回は無かったOP。「グラビアの美少女」DURAN DURANです。
何と言いますか、曲調とタイトルの出方が一昔前のドラマを観ているような感じがする
のは私だけでしょうか。
それと、OPの絵ですが殆ど全てが本編からの流用となっております。
第五話まで観る限り割と余裕を持って作られたような雰囲気があるのに、こちらの方ま
で手が回らなかったのか、それともそういう演出なのかは判りませんが。
■また、あの嫌な夢。もう、こんな時間
秘密倶楽部で舞い降りる女神様。
祝福を受けようとしている男は前回とは違う男です。
口がアップで矯正中らしい針金まで見えるのが嫌ぁぁぁ。
こんな男をどアップで見せられては、誰でも悲鳴を上げたくなります(違)。
悲鳴を上げてベッドの上で跳ね起きた少女──天王洲神楽(声:斉藤 圭)──が目覚
めた家は、六本木の中心に建つ天王洲ビル。その屋上に作られた庭園に立てられた屋敷の
中。
こんな所にお屋敷建てて、両側はビルに挟まれているとは言え風とか大丈夫?
…と思わず心配してしまいますが、後の話を観るとエアカーテンで外からの風を完全に
シャットアウトしているらしい。
…と言う訳で、女神様で無い本作品のヒロイン、天王洲神楽たんの登場です。ちなみに
15歳の女子高生。
中の人は一般オーディションで選ばれた新人なのだそうですが、それ程違和感は感じま
せん。
目覚まし時計をセットした筈なのにと呟く神楽に、随分お寝坊だことと声をかけたのは、
神楽の実母である天王洲神泉(声:高島雅羅)。天王洲グループの総帥。ちなみに38歳で、
神楽は23歳の時に生まれ現在は15歳。
神泉「早くしないと遅刻するんじゃなくて。朝食はもう片づけてよ」
幾ら寝坊したからってそれは酷い。神楽たんの災難はそれだけではありません。
神楽「制服が、見当たらなくて。昨日ここにかけたはずなのに」
神泉「あらあら未だ寝ぼけているのかしら」
結局、襖を何枚も通りすぎた奥に制服をかけたハンガーがありました。
慌てて着替える神楽たん。ブラウスの裾から覗くスリップが何とも。いえ、もっと凄い
姿を視聴者は観ている訳ですが。
スカートを履いて制服の袖を通し、ソックスをはく…この一連の動作をしっかり描いて
いるのはちゃんと「判っている」という感じです。この着替えシーンはOPにも流用され
ています。
慌てて駆け戻る神楽たんには
神泉「部屋の中を走って、お行儀の悪い子ね」
鞄を持ち上げると中は空。
神泉「神楽さん。準備はちゃんと前の日にちゃんとしてからお休みなさい」
公式サイトには神楽たんは神泉に虐待されていると書かれていたので、どんな凄い虐待
をされているのかと前回の幼女の光景を思い浮かべつつ手に汗握って期待していたのです
が、巨大コングロマリッドの総帥とは思えぬせこい苛めの数々に思わず爆笑してしまいま
した。この分だと目覚ましも神泉様の仕業ですね。
しかし毎日のようにこんな低レベルな苛めをしていたのでしょうか?
神楽たんは逆らう様子を見せないし、母の仕業だと判っていても諦めているんでしょう
か?
女中が居並ぶ中、鞄を手にして駆ける神楽は玄関先で水天宮と出会う。
顔色が優れない様子に気付いた水天宮に神泉は寝坊して朝食を摂る時間が無かったと教
える。
女中が神楽にお弁当を差し出すと神泉はお弁当は自分が用意したと言い、運転手の牛込
に女中が出した弁当を渡してしまうのだった。
いつもすいませんと牛込が言っているところからして、この光景は毎日繰り返されてい
る様子。
そう言えばここ、ビルの屋上ですよね。滝が落ちているのは兎も角、車が何でこんな所
に? …と思ったら、神楽を乗せた車はエレベーターで車毎地下駐車場へと降りて行きま
す。…普通に人が地下に降りて行き、地下か玄関で乗り込んでも良さそうですが、そんな
贅沢なことが出来るだけ天王洲グループが凄いってことで。
神泉「忌々しいのよ。あの艶のある髪。皺一つ無く透けるような肌。あの子は日増しに美
しくなっていく。なのに私は…。私が失いつあるものをあの子は確実に手に入れてい
く。あの子がまるで私から精気を吸い取るように」
どうやら自分が失いつつある若さを神楽が持っていることが、神楽に対するせこい苛め
の原因であるようです。
そんな神泉に対して、神泉に美しいと言い、憧れの存在だという水天宮。
金持ちだけにご追従かな?
神泉「なら早く、私と一緒になってくれれば良いのに。それともお前、神楽の方に気があ
るんじゃ無いでしょうね」
水天宮「止して下さい。私はロリコンではありませんよ。ですが今の私は汚れた仕事を一
手に引き受けている身。私が表に出ることは天王寺グループの名に傷をつけること
になりましょう。今暫く、神泉様に夢が叶えられた時、この国の実権を神泉様が握
られた時にこそ必ず」
神泉はエレベーターの中で自分の胸元に水天宮の手を導きます。
神泉の胸を揉みしだく水天宮。そういう関係か(笑)。
愛人関係かと思ったらそれだけでなく神泉は水天宮を夫にしたいらしい。ちなみに水天
宮は28歳ですので、神泉の10歳年下ということになります。なお、水天宮は神泉が企業グ
ループを拡大していた頃からずっと従っていたそうなので、もっと若い時期に愛人関係と
なったんでしょうね。
神泉は水天宮が神楽の方に気があるのではと気にしている様子。ま、無理もありません
が。
エレベーターの扉が再び開いた時、そこには居並ぶ社員が社長に「おはようございま
す」と挨拶を。
随分と大げさな風景ですが、本作ではこれが普通です。
■どんなに偉い立場の人だって、娘をこんな目に遭わせるなんて、母親失格だわ
神楽が通う女子校、聖イグナチヲ女学院。キリスト教系の女子校ですね。
牛込運転手が開けたお弁当は、ご飯、筍、椎茸などの煮物、焼き魚、天麩羅などが入っ
た豪華版。女の子にはちょっと重いかも。
一方、神泉様が100%意地悪しているに違いないお手製弁当の中身は…。
日の丸弁当辺りかと想像していたんですよ。同級生が中身を確かめようとて、声をかけ、
弁当が落ちて蓋が開くまでは……。
まさか空だとは思いませんでしたよ。
持てば空だと判ると思うのですが、それを受け取って何にも言わない神楽たんって一体。
同級生はこのことに気付いていたらしく、それを確かめようとしていたのでした。言い
訳しようとした神楽は、貧血で倒れてしまいます。
神楽が目を覚ますとそこは保健室。
眼鏡の女教師、若葉先生は神楽が毎日空の弁当を持って来ていることを伝え聞き、神楽
を問いつめます。
神楽はダイエットしていると言いますが、そんな嘘はバレバレです。
若葉先生が差し出したおにぎりをむしゃぶりつく神楽たん。
ですが、一口食べた途端に吐き気を催してしまいます。
胃が弱っている位、食事を食べさせて貰っていないのか神楽たん。確かにここまで来る
と虐待かもしれません。
若葉「神楽さん!? 可哀想に、胃が弱ってるのね。ねぇ、こんなこと聞くのも何だけど、
あなたお母様にいじめらてるんじゃなくて?}
若葉「やっぱり。良いわ。今日先生がお母様に会って、お話をして来てあげる。どんなに
偉い立場の人だって、娘をこんな目に遭わせるなんて、母親失格だわ」
ああ…相手は天王洲グループ総帥ですよ? まともに話を聞いてくれるとはとても思え
ないのですが、何て無謀な…。そして、何て勇気のある先生なんだ。
しかしこの話をしている間、洗面器の水面上にハエが一匹浮かんでいるのがもその後の
展開を暗示しているように思えてなりません。
こんな先生がどんな手を使って丸め込まれるのか、それとも…と思って見ていたのです
が。
■気をつけろよ。水天宮さんは数字に厳しいお方だからな
残土処理場の中を走る車とワゴン車の車列。
水天宮の部下、辻堂(声:結城比呂)は倉庫まで現金を運んで来たのだ。
マスクが目立つ犬男こと辻堂。鼻がとても利くという能力を持つようですが、マスクは
外すと周囲の匂いに絶えられなかったりするのかなぁ。
しかし現生を倉庫に保管しておくというのも今時凄い。裏金を税金対策として現生で保
管しているということなんでしょうけど。
ネズミが倉庫に居ると気づき、いきなり発砲する辻堂。
三分の二残っているからと銀行で交換するように言います。
金がうなる程あるのに、随分と細かい連中のようです。
■この国じゃ人の命は金で買えるんだ
辻堂が現金を数えている社員に言っていた「もう一便」
下町にある大塚鉄工所では、社長の大塚が現金をテーブルに積み上げそれでも足りない
らしくお金を探し回っていた。
子どもがサッカーボールを買って欲しいとそこに来ると、小遣いを返せというとんでも
ない親父。どうやら、奥さんにも逃げられてしまった様子です。
怒った子どもは1万円をテーブルの札束から抜き取って部屋から出て行きます。
一方社長は500円玉を発見。これで全額揃ったと安堵します。
お札を手に走る息子。その横を水天宮の乗った車列が通り過ぎていきます。
大塚鉄工所の前でその車列は止まり、辻堂が扉を開け水天宮が降り立ちます。
…シガーケースの中には一万円札で巻かれた煙草が(笑)。
お札に火をつけこれで明るくなったろうという話が大正時代にありますが、それより
も悪趣味なお札巻き煙草。このシーンもOPに入ってますね。
社長が揃えたお金を数えたところ、返済額の3億円に1万円足りないことが判明。子ど
もが1万円抜き取ったために足りなくなっていたのです。
ちなみに社長の借金とは、秘密倶楽部の年会費だったようです。
金さえ積めば、取りあえず地位に関係無く会員にはなれるんでしょうかね。
水天宮「今日この日この時間までに揃わなければ、あなたの全財産は全て天王洲グループ
が頂く。大塚さん。貴方の生命保険も含める。そういうお約束でしたね」
社長「本当に揃えたんだ! 信じて下さい!」
辻堂「コイツ」
社長「頼むもう一度数えて」
水天宮「往生際が悪いですよ」
新治「あんたも楽しい思いしたんだ。悔いはねぇだろう」
辻堂「遺言はこっちで用意するから心配するな」
哀れ大塚社長はたった1万円が足りないために、自殺に偽装され殺されてしまうのでし
た。
兎に角、金こそ全ての世界観。本作の世界観の一端がここに出ています。
鉄工所の前で、何故かミニオルゴールを流している水天宮。
何か危機を感じたのでしょう。子どもはお札を手に駆け戻ってきます。
子どもが建物の中で見たものは、父の首つり死体。
水天宮「坊主。覚えておけ。この国じゃ人の命は金で買えるんだ。もし俺の命を奪いたい
と思うなら、金を稼いでいつか俺の命を奪いに来い」
子どもに向け水天宮はそう言います。
この人も何か暗い過去があるんでしょうね。
■この子にお金で買えないものは無いということを教えていたのよ
電話をしたところ神泉に会えることになり、神楽よりも先に家庭訪問することになった
若葉先生。
若葉「心配しないで。きちんと理由を聞いて、あなたが辛い思いをしないようにして貰う
から」
そんな先生の言葉を信じて、神楽は少し嬉しそう。
牛込運転者に、お金を貸して欲しいという神楽。どこかで買い食いをしようとしたので
しょう。しかし、運転手にまで神楽にお金を貸したり車を止めることを禁止している神泉
でした。どこまでも意地悪です。
家に入ると、廊下には苺の鉢植えが。
それを見るや、我慢出来ずに食べてしまう神楽たん。きっと酸っぱくて食べられない代
物なんだろうけど、お腹が空いているので必死です。
神楽がふとみると、同じように実をつけた鉢植えが転々と廊下に置かれています。
ああ成る程、これは神楽に見せつけるように並べていて、神泉がそれを見て「何て卑し
い」と嫌味を言うための罠なのだろう。
そう思ったのですが、その後の光景は視聴者の斜め上ぶっち切りでした。
自分の部屋から聞こえる女性の嬌声。
神楽が部屋を覗くと、若葉先生が神泉とレズってる最中(爆)。
「こいこい7」で保健室でレズってるシーンが放映されて「おぃおぃ」と思っていたの
ですが、こちらの方がもっと露骨な演出と作画です。
神泉様、両刀使いだったんですか(笑)。それと若葉先生、意外と巨乳…。
その様子に衝撃を受け、泣きながら走り去る神楽。
それを見届けると、神泉は襖を開けます。
隣の部屋には札束が。そう来たか(笑)。
あの真面目で勇気のありそうな若葉先生ですら、金であっさりと転んでしまうというこ
の展開はかなりの衝撃でした。
と同時に、金さえ出せばどんな無茶でも通るのが本作の世界ということで。
神泉「さぁ。約束通りその両手にもてるだけ持ってお帰りなさい。ただし、その姿のまま
でね」
そう言われ、玄関先で泣いている神楽の所に持てる限りのお札を持ち身体を隠した(た
だし尻隠さず、ですが)若葉先生が現れます。
神楽「先生。どうして」
若葉「あああ…。あ…。お願い神楽さん。これを拾って」
普通、何か言い訳するとかあるでしょう。
そう来るとは予想外。
神楽「え」
若葉「早く!」
そう言われて素直にお札を渡してしまう神楽たんも素直です。
そこに車で現れた水天宮。
水天宮「どうされました、神楽様」
神泉「ちょっと社会勉強をね。この子にお金で買えないものは無いということを教えてい
たのよ」
いや、勉強になりました。六本木に天王洲ビルがあるというのは、やはりホリエもんの
住処がある場所だからということでしょうか。何となく六本木ヒルズっぽいし。
■しかし残念ながらこの国では自由すら無料では手に入らないのですよ
水天宮は神楽をピアノレッスンのために迎えに来たのでした。
その途中、雑賀が撮影した写真のポスターを見かけた神楽は、あの子がどうして笑える
のかと言うが、水天宮は貧しき国の連中の幸せなど考えたことも無いという。
若葉「貧しくてもきっとあの子達には自由があるわ」
水天宮「自由…フン。何ともロマンチックな言葉ですな。しかし残念ながらこの国では自
由すら無料では手に入らないのですよ。この国にいる限り貧しき者に自由などあ
りえない。ローン、税金、生活費。貧しければはした金に生涯苦しむ哀れな囚人
となる。それがこの国です」
若葉「だったら、私はこの国を出たい。どこか遠くに行きたい。私、怖いんです。毎晩見
るおぞましい夢。このままでは私…」
水天宮「そんなものはただの夢です。あなたは生まれながらに選ばれたお方、最高の教育
と最高の教養を身につける。いずれ神泉様の後をつがなくてはならないのですよ」
この後のシーンで雑賀がショットバー「荒川車庫前」から出て来るシーンがあります。
ちなみに第一話の同じシーンを見返してみると…ちゃんと神楽たんと水天宮の乗った車が
映ってます。時間が巻戻っていることがここで初めてはっきりします。
■神楽様。本当の貴方に戻るお時間です
国立教授からピアノレッスンを受けている神楽。
しかし今日は匂いが気になって集中出来ず、ミスしてしまう。
教授「駄目だ、あの手を見ていると我慢出来なくなる。私には美しい。新しくてしなやか
な手が必要なんだ! 見てくれエンジェルの手は腐り始めている」
辻堂「たく。ちゃんと防腐処理しないから」
教授「ああ。許してくれエンジェル」
神楽にやり直すように命じた教授は別室へと向かう。
水天宮と辻堂も後を追うが、その別室は無数の手が伸びていて、そして中央には天使像
がありそこに腐りかけた少女の手だったものが生えていた。
この教授、どうやら手フェチのようで、秘密倶楽部で少女の手を入手していたりしたん
てでしょうか。ひぇぇぇぇ。
今日は秘密倶楽部の営業日。VIPの方々には女神様の儀式に参加して頂く予定と言う
水天宮は、神楽の耳元で本当の貴方に戻る時間ですと言い、何事かを囁く。すると…。
■私は…誰? 私は…何なの?
秘密倶楽部。女神様として降臨する神楽は自分が何者なのかと自問する。
神楽「助けて…私をここから連れ出して。お願い」
そう言うと、神楽は雑賀に口づけをする。
そして水天宮は侵入者に死をと叫び、マッチョが振るった剣で斬られる雑賀。
女神様=神楽に鮮血が降りかかる…。
…ということで、雑賀、神楽と主人公とヒロインそれぞれの視点から同じ時間軸で描い
た話でした。漸く、次回から話が動き出すようです。
■ED
前回書き忘れていたのですが。
湯川潮音の「ひなげしの丘」という曲だそうです。
制服姿で座る神楽たん
雑賀と一緒に買い物帰りの神楽たん。
ネグリジェ姿の神楽たん
雑賀は要らない
制服姿でお尻を突き出した感じで振り返り様微笑む神楽たん
桜の花吹雪の中、下から見上げた感じの制服姿の神楽たん向こうにおまけ付
カメラを持った神楽たん
…ということで、落ち着いた曲調も相まって一部を除き神楽たん尽くしで異常な本編を
見終えた後の清涼剤となっております。
■次回予告
第三話「写殺爆撮」
雑賀「一人の少女がもたらしたのは、絶望と引き替えの力。次回スピードグラファー「写
殺爆撮」予言、願い事は何ですか」
では、また。
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