Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!gcd.org!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed.mesh.ad.jp!not-for-mail From: Nekoma Suzuaki Newsgroups: fj.rec.animation,japan.anime.pretty Subject: Re: AIR =?ISO-2022-JP?B?GyRCOkc9Kk9DGyhC?= Date: Fri, 06 May 2005 01:11:40 +0900 Organization: BIGLOBE news user Lines: 101 Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: dttji31ds26.myg.mesh.ad.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Trace: bgsv5648.tk.mesh.ad.jp 1115309490 11323 221.171.33.26 (5 May 2005 16:11:30 GMT) X-Complaints-To: news@mesh.ad.jp NNTP-Posting-Date: Thu, 5 May 2005 16:11:30 +0000 (UTC) X-Newsreader: EdMax Ver2.85.5F In-Reply-To: Xref: ccsf.homeunix.org fj.rec.animation:3982 japan.anime.pretty:2474 メイド好きの猫間です。 In article 携帯@さん wrote: > 携帯@です。 先日はどうもです。 #亀仙人フォロー(汗) > いよいよ最終話。 > > AIR 最終話「そら -air-」について雑感など。 すっかり遅くなってしまったので、細部は割愛して総評のフォローのみで失礼します。 > ●総評 > >  やっと本当の母娘になれた観鈴ちんと晴子さん。しかし、観鈴ちんの病気がそれで治る > ことも無く、もちろん奇跡が起こることも無く。二人が結局出来たことは、残された時間 > を精一杯親子することだけでした。 >  観鈴ちんが最後に幸せに包まれて逝ったこと、晴子さんもこれからの未来を前向きに進 > もうとしていることに救われ、そしてそらは空の少女を今日も捜し求め、跳び続ける…と > 思っていたら、オチがもう一段ありました。成る程、あのタイトルロゴにはきちんと意味 > があったのね。 前回が晴子さん最大の試練かと思っていましたが、それ以上の試練が待っていようとは。 晴子さんからすれば辛い結末でしたが、その哀しみを乗り越えて(乗り越えるために?) 前を見て生きようとしている姿に安心しました。 >  観鈴ちんの魂を救ったということで、旅が一旦終止符を打ったということなのかなぁ。 > 色々と解釈が分かれそうです。それとも、私が判っていないだけ何だろうか。 観鈴の最期だけを見れば哀しみと涙だけが残ります。 しかし、それは決してバッドエンドではない。 何故なら観鈴はゴールしたのだから。 空のどこかで泣いている少女の魂は観鈴という器に転生を果たし、きっと癒されて輪廻に 戻っていったのだから。 そして、翼を広げて飛び立ったそらは、転生する観鈴をきっと探し当てたのだろうから。 自分はこのように解釈しました。 >  所謂葉鍵系の有名作品のアニメ化。放映開始前から散々流されたCMから、作画クオリ > ティの高さには期待していましたが、そのクオリティの高さを最終話までそのまま維持し > 続けたのは、各所で散々語られている所だとは思いますが触れざるを得ません。 >  美少女ゲーム原作のアニメ化というと、複数の攻略ルートが存在し、そのルートを全て > 通過することにより話の全体像が見えてくる…ということが多く、それをアニメ化すると > なると、シナリオの構成には苦労すると思われるのですが、本作は観鈴、佳乃、美凪の3 > ルートをそれぞれ通過しつつ、それでいて一本筋の通った話に再構成されているのは流石 > です。原作ゲームの内容もキャラも全く知らず、全12話に話を纏めるために大分話をすっ > 飛ばしたように見える部分もありましたが、それで話が分からないということはありませ > んでした。 映像のクオリティという表面的な美しさだけでなく、それ以上に、物語の素晴らしさに 感銘を受けました。 シナリオそのものは原作ゲーム由来とはいえ、3ルートを混合させても破綻していない ストーリー構成は見事です。 >  原作ゲームのシナリオが上手いということもあるのでしょうが、前半の何気ないシーン > の多くが後になって「そういうことだったのか!」と思わせるシーンも多く、伏線の張り > 方も凄かったですね。 ええ。過去編の内容を逆順に追いかける観鈴の夢なんて特にそうですね。 >  ともあれ、期待の高かった原作をその期待を裏切ることなく、その原作の魅力を伝え切 > った京都アニメーションを中心とするスタッフの皆様には素直に賛辞の言葉を贈りたい。 > お疲れ様でした。次の作品、楽しみにしてます。 近頃のテレビアニメは質より量のような傾向があるように思うので、その流れに逆行した 高品質作品を送り出す姿勢は今後も応援していきたいと思います。 > # ところで鍵ファンの知人に言わせると、「AIR」は過去編以外嫌いだ。アニメもあま > # り面白くない。との評だったのですが、逆にこの作品のどこが駄目なのかを知りたい気 > # もします。 もっと神奈を出せ!という気持ちの裏返しだったりして (^^ゞ > ●次回予告 > > 「総集編」 > >  何か、特別な仕掛けとかは無いのかな? 仕掛け、と言うほどではありませんが、夏特別編の予告がありましたね。 今から楽しみですよ。 >  では、別の作品記事にて。 (今更ですが)お疲れ様でした。 では、また。 -- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 猫間 鈴秋 / NEKOMA SUZUAKI mailto:nekoma@mvj.biglobe.ne.jp http://www5e.biglobe.ne.jp/~nekosuzu/index_n.htm =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=