売り上げ額が年々低下しているにも拘わらず利益だけは確保し、
昨年500億円以上もの利益をあげたJR西日本。
飽くなき利潤追求のもと安全性を無視した極限の過密ダイヤ、
人間の限界を遙かに超える人間性無視の労働条件。
自動列車停車装置の設置や労働者の安全衛生対策など、
ひたすら乗客の安全のための改善を柱とする
労働組合の要求に全く耳を貸さなかった労働組合無視の方針。

こうしたJR西日本の経営体質の背景には明らかに
“民営化至上主義”を掲げる自民党永久独裁政権がある。
特に、労働組合無視乃至敵視の思想は、右翼共がまき散らした
イデオロギーに大きく依存している。

本来、不特定多数の国民の生命を運搬する事業は、
厳重に国の管理下に置かれ、国民監視のもとに
運営されなければならない。このたびの大惨事は、
数々の自明の原理原則を弁えなかったことに基づくものだ。

悲しくも尊い命を失われた100有余の御霊よ、ご遺族よ、
数百人の負傷者よ、そしてそのご家族の皆様よ、
あなた方の怒りのお気持ちを、JR西日本よりも、
どうか自民党並びに右翼共にお向け下され。