fjは実名主義が「文化」だった、と言う事を大前提に、そこから、匿名投稿やハ
ンドル投稿をなにかアウトロー的な視点で見つめる向きが今尚後を絶たないよう
だ。しかし、この論者の言う論拠の大前提は、fjは「嘗て」は実名主義が実践さ
れていたと言うものであって、「現在」はどうかに答えるものではない。にもか
かわらず、現在あるいは将来のfjの利用の仕方を云々する。理不尽という他はない。

この「現在」も実名主義である事を説得的に説明できないにもかかわらず未だに
実名投稿に拘りたいのであれば、それは理を踏んだ総体としてのfjがどうあるの
がよりよいのかに関心を持つ意見ではなく、己個人が客観的にはわけの分からな
い理由から、つまり主観的な感情から実名主義を主張しているに過ぎないことに
なる。

この主観的な感情も結局はその者の価値観から出でたものである以上、むやみに
否定はしないが、それならば、はっきりと、匿名やハンドル名での投稿禁止を明
確に打ち出すのが筋ではないか。ところがここにおいてもあやふや且つ漠然とし
た呟きにもにた「今となってはしょうがない」みたいな言を吐いて自己の立つ実
名主義に修正を加え、「実名が尊重されるが匿名でもかまわない」みたいな言い
方をして収めてしまう。何処にその信念があったか疑わざるを得ない。

こういう態度の欠点は自己の過ちを隠すか、ごまかしをしながらfjを利用してい
ると言う事であります。正々堂々ととことん議論し、それでも他を説得付けられ
なかったならば、きちんと「誤り」を認めなければならない。それをしたくはな
いというところに実名・所属表明派の欺瞞性が隠されているのであります。実
名・所属表明派には邪な意図があることはこのことから分かる。

わたくしは、実名・所属表明という手法による投稿が、fjが本質的に表現の場で
あることから決して離れることなく、憲法の保障する表現の自由を推進する方向
へと導く限りは必ずしも反対するつもりはない。けれども、この限定から眺める
限り、これまで語られた主張には一切の利点は見て取れない。ために付和雷同的
に賛意を表することはしないのであります。

さあ、誤魔化しはやめて実名以外は排除を主張してみませんか?何故それができ
ないのでしょう?わたくしはこの主張に負けたときには喜んでfjから退散するか
実名に切り替えるのにやぶさかではない。勿論多くの人々も共通に退散か実名に
切り替える事がなされるでしょう。

       できるんですか?できないんですか?

できないんであれば、ここで、自分たちは誤ってましたと一言くらい謝罪の弁を
述べて欲しいものですがね。(笑い)

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Golden Cross